真夏の方程式 (文春文庫)

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著者 : 東野圭吾
  • 文藝春秋 (2013年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110154

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東野 圭吾
東野 圭吾
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真夏の方程式 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 面白いではなく良かった、良い物語だった。

    物語は、
    美しい海を誇る町・玻璃ヶ浦で発見された男の変死体。当初単純な事故と思われたものが、やがて16年前のある事件との関係が浮かび上がってくる...

    湯川が少年 恭平や玻璃ヶ浦を守る成実に語りかけていく。
    とても深い愛情が巻末になればなるほど伝わってきた。
    湯川の一言一言がとても良かった。

    ガリレオシリーズは「容疑者Xの献身」しか読んでいない。
    「真夏の方程式」を読んで、湯川をもっと知りたくなった。

  • ガリレオ・シリーズ、『聖女の救済』に続いての長編第3弾。
    舞台は玻璃ヶ浦という海辺の街、そこでの一夏の物語。

    「とある人の人生を狂わせたくない」との想いに彩られ、物語は綴られます。
    いつか答えは出せるけど、出すのは自分、でも一人ではない。

    湯川の想いがうまく伝わっていけばいいのですが、なんて。
    読んでいて、夏は海に行きたくなす、、モデルは伊豆辺りなんですかね~

    そうそう、映画も公開されるそうで、その予告は惹かれる内容でした。

    ん、読んでから観るか、観てから読むか、、
    私は読み終えてしまいましたが、ちょっと悩んだ一冊でした。

  • こんな物理学者に夏休みの自由研究の手ほどきしてもらえるなんて・・シアワセな小学生。

  • 久しぶりのガリレオ長編。
    すっかりドラマのイメージに染まってしまい、子供アレルギーなんじゃ。
    恭平は大人びているから大丈夫なのか?とか思いながら読んでいる。

    玻璃ヶ浦で男性の死体が発見される。事故死と思われていたが、彼の身元が明らかになると…。
    なんとも後味が悪い。
    上辺の幸せとか個々の身勝手さが最後には彼に大きな傷を残すことに。
    どんなに追い詰められてても、それはやってはいけないでしょう。
    湯川先生のおかげで少しは明るい終わり方なんだけど、なんだかなあ。

    湯川先生がこんなに人情家になってるのが不思議。いろんな事件を体験して、歳もとってまるくなったってことかな。
    小学5年生の恭平くんと湯川先生の関係が微笑ましい。
    どんなこともやはり良い指導者に出逢うっていうのは大事だな。

    「どんな問題にも答えは必ずある」「だけどそれをすぐに導き出せるとはかぎらない。人生においてもそうだ。今すぐには答えを出せない問題なんて、これから先、いくつも現れるだろう。そのたびに悩むことには価値がある。しかし焦る必要はない。答えを出すためには、自分自身の成長が求められている場合が少なくない。だから人間は学び、努力し、自分を磨かなきゃいけないんだ」

  • ラストはあれでいいのか、疑問は残りますが、子供嫌いの湯川と少年のやりとりがよかったです。

  • 献身系は切なすぎる。「誰かを、何かを、守りたい。」全てがこの強い思いから引き起こされていることから、その心情(特に仙波の)を思うと、涙が…。ラストまで目が離せなかった。 湯川氏が偏屈な学者というだけでなく、とても温かい人柄であるということも十分にうかがえる一冊。

  • あーやっぱり面白い!!いつもの短編ではないので、チビチビと楽しもうかと思ったけど、無理でした。一気読みしてしまいました。
    やっぱり東野圭吾すごいです、読ませる力。(ナゼに上から目線…)
    寂れた観光地でガリレオ先生が遭遇する事件に過去のいろいろな事件が絡んで…決して気持ちスッキリの結末ではないけど、人は図らずもなんらかの秘密を持って、そしてそれと向き合って生きて行くんだな~と。
    そんな人達の気持ちを軽減させることも決して厭わないガリレオ先生…おいおいかっこよすぎない?やっぱり福山の顔が浮かんでしまうからかしら・・・?

  • 父性……。
    その愛情に甘えてはいけない。
    自分のした事の責任は自分にある。

  • 容疑者Xの献身につづく、湯川先生の映画化作品。おもしろかった。映画。小説読んだっけ。

  • 【あらすじ】
    夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは―。

    【感想】

  • ガリレオシリーズで唯一積読し、最後に読んだストーリー。
    しかし、シリーズ順に囚われず内容も理解し易く、映画化されるだけありお薦めの一冊。

    事件の真相が簡単には掴めない点、子供から大人まで幅広い人物の心理が垣間見える点が、読む上で飽きを感じさせず、すらすらページをめくってしまいました。

    タイトル通り、夏にぴったりの描写です。夏でなくともお勧めの内容。

  • ガリレオシリーズ6作目。
    これは以前TVで見た記憶があるけど、内容は全然覚えていなかった。
    湯川と恭平少年とのやり取りが心温まる。恭平のことをちゃんと一人の人間として接しているところが湯川らしくていいなぁ。前作で内海刑事はあんまり好きじゃないと思ったけど、今回の草薙&内海ペアはいい仕事してました。
    それぞれの思いやりや優しさが交錯して、悲惨な事件に繋がっていくところが何とも切なく、やりきれなかった。

  • ひとつの秘密はさらなる秘密を必要とする。
    そして秘密は悲劇を呼び寄せ、その悲劇もまた新たな秘密となっていく。
    負の連鎖は止まらない。
    ガリレオシリーズに限らず、東野圭吾の世界にはどこか哀しみが漂っていることが多い。
    人の弱さや脆さ、誰かを守りたいと思う不器用なまでの間違った強さ。
    絶望の中にあるひと筋の光を守りたい気持ちは痛いほどわかるけれど、結果的に誰も救われていないことが哀しい。
    歪んだ方式で解かれた問題は、歪んだ答えしか出せないのかもしれない。
    子供が嫌いな湯川と恭平のやり取りは楽しかった。
    ひとりの人間として恭平に向き合う湯川は、湯川なりのやり方で交流を深めていく。
    湯川が何故科学を学ぶのかをきんと伝えようとするところは好きなシーンだ。
    すべてを明らかにすることだけが良いわけではない。
    事件は一応の決着をみたけれど、当事者にしか知ることの出来ない真実がそこには隠されている。
    起きてしまったことは、けっしてなかったことには出来ない。
    だからこそ、隠された真実を抱えながらも強く生きてほしいと願う湯川がそこにいた。
    ありきたりな優しさを周囲に振りまくような人間ではないけれど、真摯に生きる者に対しては、誰よりも優しく接することが出来る湯川は魅力的だ。
    安易に慰めるわけでもなく、きちんと厳しさも示唆しながら「ひとりではない」と告げる湯川。
    やりきれない事件の結末をやわらげてくれるようなラストになっていた。

  • ストーリーをずっと覚えていられるかは分からないが、しっかり読ませていただきました。

  • 結末(真実)がいまいちだった。湯川と少年恭平の関係が、男の世界を上手く醸し出していたのがよかった。緊迫感などには欠けている一作。

  • ガリレオシリーズとしては3作目の長編。前作がいずれも犯人がわかった状態でのスタートでしたが、今回はタイトルの「方程式」のように、物語の進行と共にトリックや犯人が明かされていく構成で最後までワクワクしながら読みました。最後は切なく苦さが残る終わり方ですね。(図書館)

  • 映画を見てから原作を読みました。
    映画は何となくパッとしない感じで見終わりましたが、友人から原作を勧められ、東野圭吾にはまっていたのもあり読んでみると、とてもおもしろいものでした。

    まず舞台が海となっていますが、映画で見たのもあり、読んでいるととてもきれいな海が想像でき、わくわくしました。

    また、映画では描かれなかった恭平君と湯川先生のやりとりもあり、特に最後の駅の休憩所のシーンはとても心に残りました。

    今週末に映画がちょうどやるみたいなので、もう一度そちらも楽しもうと思います。

  • 殺人の動機は何となくわかるものの、衝動的に刺すには情景が弱すぎるように感じた。恭平も自分が殺人の加担をしてしまったことを理解しているようにも思うが・・。中盤以降は失速した感が否めない。

  • 途中までは面白く読み進めたのだが、終盤は? そんな動機でいいのか?揉み合ってはずみでとかじゃなくて?王侯貴族でもあるまいし。

    恭平が博士の手引で科学的思考に目覚めていくところはよかった

  • 途中までなかなかおもしろかったが、後半だいぶ話が読めてきてしまって、最後まで引っ張りきれなかった印象。たぶん登場人物が多く、人物視点も頻繁に変わるために、それぞれの心情に深く入り込めないからというのもある。伏線も明示的すぎるのではないかな。

    それでも物語はおもしろい。頭のなかで人物の姿を、場面の景色を描いていく時間は心地よい。最近は専門書や映画ばかりだったが、やっぱり小説はおもしろい!

  • ひどい。。。面白かったです

  • ガリレオシリーズ。
    今回は湯川と夏休み中の小学生が、動き事件を探る面白いコンビ。刑事は東京で情報収集し共有。やはり、湯川のキャラが立っていて話を引っ張っているな。

    一見関係無さそうな、過去の事件が複雑に絡んでいたり、真相がもう一段用意されていたりで楽しめたが、少し無理矢理感は鼻につく。

    【心に残るフレーズ】
    科学者は儲かる、儲からないで自分の立場を変えたりしない。科学者がまず一番最初に考えるべきなのかは、どの道が人類にとってより有益かと言うことだ。有益と判断すれば例え自分に利益がなくても、その道を選ばなければならない

  • 今度のガリレオは南の島が舞台。犯罪を犯してしまった子どもの人生を守るために自らを犠牲にして必死に守ろうとする親の姿も書かれていて、読み終わった後はいいようのない切なさを感じました。花火とか夏休みの宿題とかが出てきて8月の読書にピッタリでした。ガリレオ先生に自由研究の宿題手伝って貰いたくなっちゃうね笑

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映画公開を前に、ガリレオ最新長編待望の文庫化!夏休みに美しい海辺の町にやってきた少年。そこで起きた事件は事故か殺人か。湯川が気づいてしまった真実は? 6月末映画公開決定!

真夏の方程式 (文春文庫)のハードカバー

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