ボローニャ紀行 (文春文庫)

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著者 : 井上ひさし
  • 文藝春秋 (2010年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167111281

ボローニャ紀行 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 奇しくもこの本を読んでいる最中に、作者井上ひさし氏の訃報がもたらされた。若い時は、よく読んだものだ。「吉里吉里人」や「不忠臣蔵」とか最高だった。
    この「ボローニャ紀行」を読んで、社会の在り方を学んだ。
    イタリアの社会、こんな社会もあるのかと感心した。
    われわれ日本人は、欧米というとアメリカを模範にしてきたが、今はむしろヨーロッパの国々のそれぞれいいところを模範にすべきだろう。
    イタリアは一度は行ってみたい国だ。

  • 紀行文よりもエッセイに近い。
    イタリアのいいところ悪いところ書いてあっていい。
    イタリアってあったかい国ですね。

  • ボローニャの息吹を感じる一冊
    ひょっこりひょうたん島を手がける井上ひさしさんのボローニャ旅行記録であり、ボローニャ都市経営やボローニャ市民の考え方を知ることができるまちづくり読本でもある。
    国よりも自分たちの街のために働くボローニャの精神が今後日本でも間違いなく重要になると感じた。

  • 「紀行」とタイトルにあるので、旅行記か何かかと思って読んだが、全く違った。とても興味深かった。
    イタリアの小都市、ボローニャがどんな町なのか、住民の取り組みや、共同体のような社会システム、共有する価値観などを、歴史的背景も含めて詳しく書いてある。とても特殊な自治体だという印象で、「そんな町があったのか!」という感想だ。
    ボローニャ出身者と話したことがあるが、「一生ボローニャで暮らしたい、ボローニャ以外に住むことは考えられない」と言っていたのが強く記憶に残っていて、どんなところなんだろうと思っていた。
    この本で面白いなと思ったのが、大学が町で果たす役割だ。おそらく世界一の学生数を抱えるボローニャ大学は、世界最古に近いほど歴史がある大学である。市民は大学に何を期待しているのか。
    また、古いものをただ残そうというだけでなく、古い建造物は死守しながらも、新しい使い方を模索しているというのにも感心した。あくまでも主役はそこに住む人であり、市民参加型の行政が(本に書かれていることが正しいとすると)よくワークしているようだ。
    今度行ってみようと思う。

  • 2017年1月22日紹介されました!

  •  都市再生のモデルとしての「ボローニャ方式」は素晴らしいものであり、日本も見習うべき点が多々あるように思う。意思の強い組合に政府やお金持ちが寄付して産業を盛んにしたり、儲けの半分はきちんと公共に還元したりといった大きな規模のものから、地産地消を心がけたり、文化を大切にしたりといった市民レベルのものまであり、とても感銘を受けた。
     しかし、いくらその方式は素晴らしくても「住んでいる街がよければ国はどうなっても構わない」スタンスには少し疑問を抱いた。だからとんでもない首相を選んじゃったりするんじゃ…?

  • 2015.7.4 読了

  • 短いけど、充実した内容だった。ボローニャに行ってみたくなった

  • ボローニャという街とイタリアに行ってみたくなる。
    この本を家族がすすめてきた理由もわかった。
    これを読んだ人と一緒にボローニャ旅行したい。
    井上ひさしの奥さんがイタリア料理のシェフというのは意外だった

  • 演劇がパスタと同じ って目から鱗だったわ。

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ボローニャ紀行 (文春文庫)の作品紹介

「国という抽象的な存在ではなく、目に見える赤煉瓦の街、そしてそこに住む人たちのために働く、それがボローニャの精神」。文化による都市再生のモデルとして、世界に知られたイタリアの小都市ボローニャ。街を訪れた著者は、人々が力を合わせて理想を追う姿を見つめ、思索を深めていく。豊かな文明論的エセー。

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