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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
感情を文章にして表現する系統の小説を続けて読んでいたので かように感情表現の少ない、事実と時間を追った小説を読むと いかにも男性的な思考・嗜好の上に成り立ったものなのだなと 妙なところに感心した。 司馬遼太郎などもそうだけれども、歴史や事実をある程度の正確さをもって描こうとすると、どうしてもこのようになるのだな。 これは全く好きずきであって、感情表現の少ない本書のようなものばかり続けて読... 続きを読む »
前人未到の劔岳に挑む、実在の測量官の話。
山をかじった程度の自分で
果たして山岳小説なるものが楽しめるのかどうか、
疑問もあったのですが、
何だか最後まで楽しく読めてしまいました。
去年登った立山の風景が鮮明に浮かんでくるというのもあるけど、
とにかく案内人、宇治長次郎の人柄にあてられてしまうのです。
いい人なんだよなあ。
当時の様子も本当に良く調べられていて、
実際に起こった出来事と相違ないんじゃないかと思えます。
前人未到のはずの劔岳山頂で測量官達が見たものとは!?
あれが事実だってんだから凄まじいことだなあ。
いつか劔岳登ってやるんだ。
真面目に黙々と測量をすすめる柴崎芳太郎と、それをサポートする宇治長次郎の優しさがじわりと伝わるこの作品。
ただ、どうも淡々と物語が進み、読み手の感情の高揚が少ないままに終わった印象を受けた。作者の特徴なのだろうか。
剣岳に登ったのはもう20年前‼ あの山の魅力と厳しさと怖さが蘇った。
映画は見逃した、内容はともかく映像は観てみたい
過去にテレビで見たけど、やっぱり小説がいいですね。
測量官として未踏峰の剱岳に山登りとしても、また信仰との軋轢などからも苦戦しながらも登山するも、そこには奈良時代の行者が登ったあとがあるあたりのところは最高でした。
人類初登頂でないことを知り急速に熱が冷める軍部とは対照的に、競争相手の山岳会が実はもっとも柴崎測量官の功績を理解するというところも腹立ちを覚えるとともに清々しさを感じました。
宇治長次郎がものすごくいい!
梅雨の晴れ間のタイミングを確かめるために蓑を着て肌で感じ取る場面が特に。
すごいなあ、昔のひとと知恵。
今では便利な道具や情報に頼りきりになっているから、アナログ時代の様子が随所に描かれていて、ワクワクした。
映画では、「測量隊vs山岳会」が前面に出てきたけど、原作はそんなにガッツリな対決感はなかった。
『逆に』な感じ。
去年の秋に立山で登った山々や、目に焼きついた剱岳。
そんな思い出を引き出しつつ読み進めた。
いつか剱岳登ってみたい!
剱岳に登る前に読まねば、と手にとったが、
登ってる時、内容全く記憶に無し!(それどこじゃない)
映画も良かった
浅野忠信・香川照之主演で映画になっています。 地図を作るためには測量という作業がかかせません。明治時代後半、その地図上の空白を埋めるため、伝説で弘法大師が草鞋三千足を使っても登れなかったという劒岳登頂に挑む測量隊の物語。隊長の柴崎芳太郎は実在の人物です。 新田次郎は山岳小説を多く書いています。この小説を書き上げるためにご自分でも64歳で登頂したようです。それだけにいきさつや登頂に至るまでの困難... 続きを読む »
かなり地味なので読みすすまなかったため、 映画を何度も見て、見比べたりしながら読みました。 映画は1回目に見た時は寝てしまいましたが、 物語をたどりながら観ると景観の美しさに目を見張る。 なんというか、映像は本当にきれいなんだけど 音楽が耳につきすぎてしまう。 映画って難しいですねえ。 今では剣岳は一般の登山者が普通に登ることができるようにはなっていますが、 ... 続きを読む »
危険度がぜんぜん違うのだとは思うが
陸地測量部×山岳会がスコット×アムンゼンと思わず重なった
気圧を日に3度よみグラフにつける
蓑の中に湿気がこもるようなら雨が続く、湿気がこもらないようなら雨はやむ
台風の接近;高い空に巻雲(刷毛で掃いたような白い線状の巻雲の先端が鉤型に曲がっている場合は台風が近づきつつある証拠)
映画を見てから,しばらくして(恐らく2年くらい)小説を読んでみた。
測量というなかなかスポットの当たらないジャンルの話。
剣岳初登頂という重責を背負っての業務。しかし,あくまでも目的は,剣岳初登頂ではなく,剣岳頂上に三等三角点を設置し,測量を行い地図を作成すること。
その本質を常に意識しつつ,山岳会との登頂競争をしなければならない。
柴崎測量官の苦労をビシビシ感じながら読むことができた。
東日本大震災では地震・津波の影響により,地形が変わってしまい,国土地理院が基準点測量を実施していた。その成果を使い,多くの構造物の設計がなされると思うと,点の記という言葉の重みを感じざるを得ない。
測量と関係のある仕事についている方には読んで損することはない良本だと思います。
明治の時代地図を作るために剣岳登頂を命ぜられた男たちのお話。地図を作るための三角点作成のためにこれほど苦労しないといけないとは・・・ 雪の山にわらじで分け入って、しかも1,2ヶ月も山にこもってテント生活して。こんなすさむ生活をするにもかかわらず、その男たちが本当にいい男ばかり!!柴崎芳太郎さんはきちんと周りの人を思いやる人。官僚や役人があんなにへりくだれるものなのか・・・私も役人だけど、... 続きを読む »
登ってはいけない死の山、剱岳を測量するべく挑む測量官の物語。史実に沿って淡々と進むのがちょっと意外だった。
100年以上前、立山連峰の「未踏の山」剱岳に登った測量官の話。
山登っていると、三角点のやぐらみたいな跡をよく見る。なんの思いもなく見過ごしていたけど、すべてはこうして人間の手で地図を作るために建てられていたわけで、次回からはしみじみと眺められる。
決して職業が「登山家」ではないから、「登頂」を第一に考えることはできない。
その過程で、領収書やらの細かい記録とらなきゃいけないとか、予算を年度内に使わなきゃならないとか、
明治にかわって40年弱で、ここまで官僚的な日本人ができあがるか、と思った。
江戸時代はイメージよりもだいぶきっちりした社会だったのかもしれない。
今度映画のDVDかりよう。
そして来年はぜひ立山連峰いこう。
少々専門用語が多く、なかなか情景がイメージできない。ただ丹念に調べられているだけあって明治時代の様子がよくわかる。
どの本を読むかを決めるポイントは人それぞれだが、年に2回程呑む同期がいつも読む山岳小説は、たまに手にとってしまう。これまでは年二回の呑み会で披露しあう山岳本から選んでいたが、今回は自分から選んで本書を手に取り、先日呑み会にて披露。やはり「あー」といって既に読んでいた。 そもそも開山なる概念自体認識していなかったが、地図作りに際し、測量が必要で全ての山に足を踏み入れているというのも、考えて... 続きを読む »
映画化されたのと登山に興味があったので読んでみた。
でも、浅田次郎作品は俺には合わないみたい・・・
全然集中力が続かない。

点の記…三角点設定の記録である。
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山と測量のお話。。
こんなに自分の趣味と学歴がマッチする本もなく
この夏の映画化に先駆けて気になってたので、衝...





