新装版 霧の子孫たち (文春文庫) (文春文庫 に 1-39)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167112394

作品紹介・あらすじ

レンゲツツジの鮮やかな赤、ニッコウキスゲの目映い黄色、残雪のように輝くスズランの白。貴重な高層湿原植物が群生する霧ヶ峰高原に、突如として降りかかった有料道路建設計画。反対に立ち上がった地元有志は官権との闘いに傷つきながらも、自らの生を見つめなおす機会を得る。自然と人間の関係を根源から問い質した意欲長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 夏はニッコウキスゲが綺麗な霧ヶ峰。高原のためか大きな木がなく爽やかな景色が広がっています。そんな景色を車に乗りながらでも堪能できる有料道路が霧ヶ峰高原を縫うように走ってます。実はこの有料道路建設には霧ヶ峰の自然を守ろうとする地元住民と官との対立があった。環境問題がテーマです。

  • 道路建設と自然保護の対峙。考えさせられた。

  • 読まなくても良かった。やっぱり、うそばっかっていう評判を前提にして読むべきではなかった。地元の人々は、そういう意見が多いんだって。私は、良く分からないんだけど、読んでいて、つまらなかったので、はぁ、まぁ、良いんじゃないかなって。むかしのお話。

  • 中学時代貪るように読んだ新田二郎の未読本。
    時代小説や山岳小説のような迫力に欠けていたのが残念でした。

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著者プロフィール

新田次郎
一九一二年、長野県上諏訪生まれ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。五六年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、七四年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。八〇年、死去。その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。

「2022年 『まぼろしの軍師 新田次郎歴史短篇選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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