完全版 アンネの日記 (文春文庫)

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制作 : Anne Frank  深町 真理子 
  • 文藝春秋 (1994年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (587ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167114039

完全版 アンネの日記 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 前から気になっていた本。どんな気持ちであの時代を生きたのかよく伝わる。状況や気持ちなど表現の仕方がとてもアンネの人柄を現していて読んでいてその日記が終わってしまうことが辛かった。でもそんな中で生きた彼女の生活を知った上でオさオランダの記念館に訪れたいとも思えた一冊でした。

  • アンネよりも年上なのに、私の方がまったく子供だと思った。14、5の女の子にガツンと背中を押された気がした。特異な環境下で大人になってしまったアンネの考え方、人生観、全てが詰まっている。

    アンネとは同じ10代なので、自分の考えていることなど明け透けに話せない日本だからこそ、同じ年頃の娘はこんなことを思っているのかとかなり参考になった。自分だけが考えているんじゃないんだと安心できたり、こんな風に野望を持っているのかと感嘆したり。

    迷い、悩みながらも「自分は必ず理想の自分に変われるはずだ」と一生懸命生きている姿に胸が熱くなった。
    「理想はそうだけど、人はそんなに変われないよね」なんて達観したようなことを言っている人よりもどれだけカッコイイか!!!

    アンネが望んだ形とはだいぶ違っているけど、アンネ・フランクはこうやって何十年もの間、人の心に生き続け、この先も決して死ぬことはない。

  • 読み終わり 2017/06/18

  • 小川洋子さんの影響で手に取った。悲惨な話が書かれているかと思えば、アンネの快活な人柄のせいか、隠れ家での悲惨なはずの生活がとても面白く描かれていた。これはあくまでも少女の日記。それなのに、なんと美しい文章なんだろう。13歳から15歳にかけて成長していく少女の内面がありのままに綴られていて、特に父母や姉に対する複雑な思い、ペーターへの高まって行く恋心について書かれている部分は、みずみずしく若い精神に感動した。

  • あまりにも有名な日記を読んだ感想とは思えないほど月並みってかアレな総括になってしまうけど・・・戦時中だけでなく、生活が荒んでると精神状態も荒んでくよねアンネ・・・って思ったよ・・・・・・。

  • 読み進めるうちに、ひたむきに生きようとする姿、アンネの成長がひしひしと伝わる。

    ずっと読んでいたいのに、残りのページが減っていくことがとても辛い本

  • アンネの日記破損事件があった時、この書物について認識していたものの、何が争点なのかを理解できなかった。戦時中、ナチスホロコーストのシンボリックな図書として、アンネの日記はあまりにも有名である。しかし、きちんと目を通した人は少ないのではないか。ナチスの目から逃れ、隠れ家で生活するユダヤ人家族。閉鎖空間での制限付きの住まい。しかし、これ自体は、強制収容所の記録であるフランクル著「夜と霧」とは雰囲気が異なる。家族関係の葛藤や、一人の少女としての悩みを抱えながらも、幸せな生活。悲劇は、日記が途絶えた後の事だ…。

    これらが捏造との説がある。破損事件もこの説に関係する。今までに数度、この陰謀論は、裁判沙汰にもなっている。筆記に用いられたインクの製造が、日記が書かれた時代よりも新しいという説だ。

    ある主張を世界に流布するため、プロパガンダは行われる。それを棄却するために、カウンタープロパガンダが起こる。有耶無耶にするだけでも、活動には、効果がある。世界の歴史認識では、このような活動が多く、そのためのロビー活動が蔓延している。事実か否かは、重要な事だ。善か悪かを裁く事で、賠償を得、共感を得る事で世論を味方にする。民主主義においては、共感こそ力であり、共感においては、ロビー活動こそ重要だからだ。従い、読書とは手離しで行うのは危険なのであり、時には意見を保留することも大事である。

  • 戦争と人間と生きるということ。

  • 本当に久しぶりに日本語で素晴らしい本に出会った。二日間貪るように読んだ。極限状態においても、希望を捨てず、勉強し続けたアンネをぜひ見習わなければならないっ!しかも、彼女は中学生っ!

  • P589

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完全版 アンネの日記 (文春文庫)の作品紹介

アンネは二種類の日記を残していた。自分に宛てた手紙のかたちで書いた最初の日記と、のちに公表することを期して清書した第二の日記である。没後半世紀、いまその全貌が公開される。思春期の夢と悩みを赤裸々に綴る鋭い感性と驚くべき表現力-アンネ像がぐっとふくらみました。今日からこの"完全版"が定本とされる。

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