新装版 日本名城伝 (文春文庫)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167135478

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  • ※2009.1.24購入@調布BookOff
     売却済み

  • 西は熊本から北は五稜郭まで
    各城のつくりだとかでなくまつわる挿話を
    いつものように作者が語る小説でなく歴史読み物
    小説ではないので比較しても仕方ないが
    頭空っぽにして読めて読んだ端から忘れてしまえる良い読み物である

  • あとがきにもあるように、各城に対して建築的な視点からの記述はほぼ無く、城にまつわる人のエピソード集。戦国時代の短編を気軽に読み対人向け。史実がよく調べられた内容なのが良い点。

  • 買ってからずいぶん日がたってしまったが、読了した。
    海音寺氏の手にかかると歴史が、古臭く感じられないから不思議である。いまから40年ちかくも前の文章であるが、まったく古臭くない。
    五稜郭のはなしが知らないことばかりで面白かった。
    考えてみれば、五稜郭の戦いの話は燃えよ剣で読んだきりであるから、知らないことも多いのだろう。
    それぞれの城を一度たづねてみたいものだ。

  • 2013.11.20~12.2 読了
    城にまつわる史話の数々、いつもながらの名調子に興味が尽きない。岐阜城、小田原城、姫路城の歴史から見えてくる不思議もさることながら他の城についても”へえ~”というエピソード満載だ。五稜郭の築城経緯や函館戦争の内容も詳しく出てくる。土方歳三は鬼神の如き剣術家であり天才的な戦術家でもあったと評されている(二股口の防御戦では一個大隊300名を指揮して兵力2倍以上の官軍を防ぎきった)。

  • お城の歴史ではなく、そのお城に関わった人の物語が中心です。私は戦国関連の本ばっか読んでるので、江戸時代や明治幕末のお話が入っているのはとても勉強になりました(*´ω`)

  • 海音寺先生シリーズ まだまだ続く予定。

  • 今まであまり興味がなかった江戸城や五稜郭などのことを知るきっかけになった。秀忠や家光がなんか愛らしい。

  • 這是一本寫日本名城的小品集,共12城,海音寺介紹這個城池歷史的軼事,例如姬路城許多女人的故事等等。在圖書館隨性一翻就開始讀了,還蠻有趣的。

  • 読み始めると止まらないです。

    北から南まで、戦国から明治まで。幅広くお城にまつわる話を
    史実に基づいて描いた本です。

    岐阜城の章がなんとも壮絶。
    「謀略・知略だけで誠実がないと滅びる」というところは
    いつの世にも共通だから感じるものがある。

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著者プロフィール

(かいおんじ・ちょうごろう)1901~1977。鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後に中学校教諭となるが、1929年に「サンデー毎日」の懸賞小説に応募した「うたかた草紙」が入選、1932年にも「風雲」が入選したことで専業作家となる。1936年「天正女合戦」と「武道伝来記」で直木賞を受賞。戦後は『海と風と虹と』、『天と地と』といった歴史小説と並行して、丹念な史料調査で歴史の真実に迫る史伝の復権にも力を入れ、連作集『武将列伝』、『列藩騒動録』などを発表している。晩年は郷土の英雄の生涯をまとめる大長編史伝『西郷隆盛』に取り組むが、その死で未完となった。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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