第二次世界大戦ヒトラーの戦い 1 (文春文庫 こ 2-36)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167141363

作品紹介・あらすじ

ドイツ第三帝国の興亡と生死をともにしたヒトラーの劇的な生涯と複雑混迷の時代史の実相を克明に活写する長篇第一巻。第一次大戦後、ヴェルサイユ体制の桎梏と世界恐慌に喘ぐドイツで合法的に政権を獲得したヒトラーは軍の増強を果たし、ラインラントへ進駐、一方で華麗なるベルリン五輪を演出し、国威発揚に努める。

感想・レビュー・書評

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  • ヒトラーはどのようにして第三帝国を作り上げ、第二次世界大戦をいかに戦ったのか。全10巻をかけてその過程を克明に追う。

    第1巻は、ヒトラーが台頭し、政権を得てベルサイユ体制を打破するまで。当時のドイツとヨーロッパは、何故ヒトラーとナチスの台頭を許したのか。いかにして独裁体制を確立したのか。最愛の女性ゲリ・ラウバル、愛人エバ・ブラウンとの関係も含め、多くのエピソードとともに描き出す。

  • 1978年初刊の単行本版。全10巻。しかし第1巻から500ページ超のボリューム。対象期間がヒトラーの生年から1936年末の日独防共協定までと広いにしてもかなり読み応えがあった。残り1937年~1945年まで、1巻1年ずつというペースになるのだろうか。

    内容についても、表面的なところに留まらず、『我が闘争』も部分的に引用しながら、またかなりの部分までヒトラーのプライベートにも迫っており、発刊から30年以上経った今読んでもまったく遜色無い。おそらく日本でのヒトラー本の定番とも位置づけられる本と言えるのではないか。

    そうすると次の第2巻は1937年だけなのかな?その後の休みないバトルから考えると。小休止的な年だと思うのだけど、どんだけのボリュームなんだろう。

    いずれにしても1巻だけでもお腹いっぱいになれる読み応えなので、残り9巻、楽しみにしながら読み進めたい。

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