昭和16年12月8日: 日米開戦・ハワイ大空襲に至る道 (文春文庫 こ 2-62)
- 文藝春秋 (1996年9月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167141622
感想・レビュー・書評
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真珠湾攻撃を開始するまでの紆余曲折。
戦争したら負ける。
それはわかっていたけど
追い込まれ、やらざる得なかった。
その時の世論、メディアが何を支持したのか。
戦争に向けて、走り出す人たちを
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昭和16年3月、新田丸はハワイに到着した。
下船した一等船客はただ一人、ホノルル総領事館に赴任する外務書記生・森村正。
彼はスパイだった…。
太平洋戦争最大の疑問。無謀といわれたこの戦争を一体誰が、いつ、どんな計画と準備のもとに開始したのかを、能うかぎりの関係者、資料に当たって真珠湾攻撃に至る道を再現する。 -
自存自衛のために開戦に踏み切ったのが結論なのだが、この自存自衛という言葉の意味はいくらでも手前勝手な解釈が成り立つだろう。日本国は、北のロシアが南下して来て朝鮮半島が侵略されると困るから、朝鮮半島は日本が統治しなければならないと考え、また資源に乏しい国であるからそれを満州の地に求め、傀儡国家を建設してでもなんとかその権益を守ろうとした。 単純化すれば、このように過去の戦争によって得た権益を守ることを、自存自衛と言おうとしたのではないだろうか。(勉強不足の感は否めない)
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