鬼平犯科帳 (9) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142223

感想・レビュー・書評

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  • 今回は、今までにないパターンの話が盛りだくさんだったなぁ!
    可愛いクマとの出会い、まさかの毒殺騒動、そして「狐雨」は歌舞伎にでもでてきそうな、怪談。
    楽しい1冊でした。

  • 「凄いやつ」が気になったが、わりとあっさり片付けられたな、

  • ついにクマが登場!!
    文章から愛らしい姿が目の前に浮かんできます。
    本当にかしこい子。

    そして五郎蔵さんとおまささんが結婚。
    おまささんが幸せなのはうれしい。

  • 狐雨がいつもと違って異色な感じで面白かったです。

  • ※2006.6.3読了(2回目と思われる)
     売却済み

  • 中桐雅夫氏の解説にもあるが、この巻の「本門寺暮雪」での平蔵の負けそうになるシーンは大事だと思う。これまであまりにも強過ぎ、剣も一級品で、人情に溢れ、権力もあるとなっては、スーパーマン過ぎて食傷気味になってきた。そのところに、鬼平にも敵わない敵が出て来て、たたまた運が良くて辛くも生き延びる、という話がくると、おお、また続きを読みたくなる、というこの池波正太郎氏の書き手としての技の凄さよ。

  • 「白い粉」で勘助の嫁おたみの最後のセリフがいい。

  • 鬼平は面白いです。

  • おもしろい。

  • おお!!! びっくりした。表紙の画像があったよ! でも,評価は変えない。

  • 五郎蔵とおまさが夫婦になる巻。

    読む度、思うのだが。
    池波正太郎の文章というのは、端的で簡素であるのに、その一文に入っている情報量の多いことには驚かされる。
    決して、文章が長いわけではなく、過不足はない。
    そこが凄いと思うところなのである。

    やっぱり、この人に続く人は出て来ないのだろうかと、そんなことを思う。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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