鬼平犯科帳 (21) (文春文庫) (文春文庫 い 4-46)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142469

作品紹介・あらすじ

同心大島勇五郎の動静に不審を感じた平蔵が、自ら果敢な行動力で凶盗の跳梁を制する「春の淡雪」、探索方から勘定方に戻されて腐っていた細川峯太郎が非番の日に手柄を立て、ふたたび探索方に立てられるまでを描く「泣き男」など、部下への思いやりをしみじみと写し出して"仏の平蔵"の慈愛溢れる六篇。ファンに贈るこの一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 読了

  • 20130216 平蔵の凄さが解る。短編は最後か?シリーズ終盤でリーダーとしての手腕が楽しく感じられる。
    ( ´ ▽ ` )ノ

  • 080427(n 080601)

  • おもしろい。

  • いくら本格の盗みをして畜生働きを嫌っているからと言って直ぐに恐れ入って密偵になる奴ばかりじゃ詰まらないからね。

  • かなり色々なキャラクターが歳を取ったものだと感じさせられました。
    笑いと癒しを運んでいた木村忠吾のというキャラクターも、大人になって、癒されるコミカルな部分はまだまだ健在ですが、揉め事を運んでくるという一面は見られなくなり、その役目を細川という同心に受け継がれた感がします。

    おまさもやつれが目立ち・・・。
    平蔵もめっきり……と、感じました。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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