ル・パスタン (文春文庫 い 4-50)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142506

感想・レビュー・書評

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  • ご飯のくだりが垂涎です、池波さんの食への暖かい視点が好き。今度炊きたての白米の上に味噌のせて食べるんだ。

  • 池波正太郎氏は鬼平を何冊か読んだことはあったのですが随筆は初めて読みました。フランス話より日本の話の方が面白かったです。

    それにしても東京の開発を危惧する声や首都移転の話などホント、昔から言われているのに全然進んでないプロジェクトもあるんだなあと何となくがっかりしました。その割に次のオリンピックも狙うとか言って…。そのお金、余ってるなら他の県の福祉に回したらいかがでしょうかねえ。

    流石に文章が上手でするすると読み終わったしまいました。又何か借りてこようかなあと思います。

  • 昔は、ちょっとした外食でもおいしいものが多かったのだろう。今は肉も野菜も素材の味が薄まってしまった。池波さんの画力半端ない。

  • 涎の出る食い物ラインナップ。

  • 四部構成のエッセイで一が食べ物の話。擂りおろした生姜と醤油の生姜飯、鶏のスープ鍋とスープ茶漬け、牛挽肉を巻いてつくるオムレツ。著者の虫養い的な食事部分や、昭和初期の素朴なご馳走が、なんにもしたくないー、という無気力全開なときにカロリーメイトに墜ちる道を避けて、ちょっとだけ食欲を呼び覚ましてくれる実用本。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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