新装版 鬼平犯科帳 (1) (文春文庫) (文春文庫 い 4-52)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142537

感想・レビュー・書評

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  • ドラマは好きだったのに原作を読んだことがなかったので、じわじわ全巻制覇していこうと思う。
    火付盗賊改、長谷川平蔵。盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられるが、情の深いなんとも粋な御仁。
    盗賊側からも事件が描かれるのがまた良い。盗賊は盗賊で、真の盗賊もまた粋。うっかりすると盗賊側に肩入れしてお盗めの成功を願ったりしてしまうので危ない危ない。
    男を悪の道へ狂わせるのは、生い立ちの不幸もあるが、だいたい女か金らしい。欲に目がくらんだら最後、畳の上で死ねないやな。
    平蔵を慕う粂八や、旧友の左馬之助もお気に入り。

  • 鬼平はやっぱり中村吉右衛門!

  • 全巻読了

  • シリーズを通して活躍する小房の粂八との出会い、そして、岸井佐馬之助、彦十との邂逅。

    ここから始まる第1巻

  • 全24冊

  • 言わずと知れた名作シリーズ
    満点と言わずに何を言う

    4.9

  • 二度目の読了。何度読んでも面白いし飽きないし新鮮な気持ちで読める。読み返すことで気がつくこともあったり。それが楽しみでしょうがない。

  • 電子書籍のクーポンをいただいたのでそれを使って久しぶりに読んでみました。いやー、すばらしい、と改めて。「現代は人情蔑視の時代であるから、人間という生き物は情智ともにそなわってこそ[人]となるべきことを忘れかけている。情の裏うちなくしては智性おのずから鈍磨することに気づかなくなってきつつあるが、約二百年前のそのころは、この一事、あらためて筆舌にのぼせるまでもなく、上流下流それぞれの生活環境において生き生きと、しかもさりげなく実践されていたものなのである。」この一言に凝縮されている。

  • ずっと手元に置きたい本。
    元はと言えば、中村吉右衛門のTVシリーズをはじめて見た時に、「何、これ!かっこいい!」と食いついたのが池波小説を読み始めた切っ掛け。
    元々時代劇が好きだったのもあって、のめり込むのは早かった。

  • 最初登場人物が多くて認識するまで何度か振り返って読んでいたが
    それぞれの人物像が固まってくると
    まるで時代劇ドラマを見ているかのように
    登場人物が鮮明に動き出してくれるので読みやすかった☆
    シリーズもので長いようなのでのんびり楽しみたい♪

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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