新装版 幕末新選組 (文春文庫)

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著者 : 池波正太郎
  • 文藝春秋 (2004年1月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142841

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新装版 幕末新選組 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 永倉新八の目線で新選組の興亡を見る。手の付けられない悪戯者の新八が剣術に目覚めた時、時代は幕末の激動期に入ってしまった。近藤勇に付き従い壬生浪と半ば蔑まれても、幕府のために京の治安維持に没入する。『竜馬がゆく』を読めば新選組に悪印象を抱くが、当然彼等も日本を良くしたいという思いがあったことが伝わってくる。新八が鳥羽伏見、甲府、会津と動乱の中を転戦していったにも関わらずに生き抜き、明治から大正を生きて天寿を全うできたことは奇跡的だ。

  • やっぱりおもしろい、新選組
    永倉 新八の視点から書かれた新選組
    時代は変わっても組織というのは変わらないものだと思った。最後までぶれなかった新八が、77歳まで生きて時代の変化を見届けたのもまた運命だろうか

  • 新選組と言えば近藤、土方、沖田を思い浮かべる。
    この小説は「永倉新八」の目線で、新選組のこと、幕末の様子、そして明治初期のころの日本の様子が描かれている。
    時代的にも興味深い時期であり、永倉の目線で書かれていることから、非常に時代背景もあまり難しいと思うことも少なく読み進められました。新選組に興味あるなら、この本から!と言いたい作品だと感じました。

  • 久しぶりに読み直してしまった。池波正太郎氏のこの新選組の長編は近藤でも土方や沖田ではなく、主人公に永倉新八をおき明治維新を語らせている。
    「明治維新とは何だったのか?」を読むほどに感じられる作品です。

  • 新撰組二番隊隊長永倉新八の生涯を描いた作品。
    歴史小説というより伝記小説かなあ。

    史実にも当然ふれているけど、全然難しいところがなく、さらさらと引っかかりなく読むことができました。
    永倉さんは戦場で命を落とすことなく、長生きして天寿を全うされた方なので、悲しい気持ちにならずに読み終えられるのが良い。

  • 事情があって少々中断してしまった本、やっと読了 ・・・永倉新八、格好良いではないか! まさに江戸っ子、同士を見るような思いである!(コラコラ) 少々中断してしまった・・・というのは、やはり敗走してゆく彼らを読んでいるのが辛くなってしまったから・・・ 池波先生の筆力で、まるでこれが事実でもあるように感じられてしまったから、が大きい さらに心残りなのは、永倉新八という名前に戻さなかったことかな、確か彼の子孫の方も「永倉」であって欲しかった、とおっしゃっていたような・・・と、これは本の感想ではないなw

  • わたしにはイマイチ合いませんでした。でも読みやすかったです。芹沢さんに可愛がられるのと、藤堂との人間くさい関係と、維新以降の話が良かったです。原田のキャラ立ちも素晴らしい。しかしこのタイトルなのに新選組や関わった事件に対し少しあっさりしすぎてるようにも思えます。幕末新選組と言いつつも新選組がどんな終焉を迎えたのか、それも一切触れないのが心残りです(まああくまで永倉が主人公なので仕方ないのですが) 局長については内部の支持者ではない側から見るとこんな感じだったんだろうな~と納得。

  • 「会津藩御預新選組副長助勤 永倉新八」に焦点を当てた本書。
    少年の頃の新八、後年の新八改め杉村翁のエピソードは面白かったが、肝心の京都部分でちょっと中弛みしてしまった。
    池波先生が描かれている永倉像が圧倒的に正確であることは分かっているのだけど、新選組隊士に対しては私の勝手な隊士像があるため(ほぼ燃えよ剣で作られてる)、その相違部分にもやっとしてしまった。

  • 「鬼平犯科帳」で有名な、大御所の作ということで、期待しすぎたかもしれない。途中で飽きてしまった。なんだか、どうでもいいところばかりページを割いてて、どうも大事なところをさらっと流してる感があるのです。

    主人公は永倉新八。この作品では、小太りで丸顔って、今までの背が高いたくましい男ってイメージを覆す人物像にびっくり。

    うーん、どれが本当?藤堂平助も、作品によって全然違うし、??

    まあ、さらっと読みたい方、だいたいの雰囲気を知りたい方にはおすすめです。

  • これこそ時代モノの痛快さ、杏がお気に入りだと聞いて読んだが、たいそう面白かった。

    永倉新八個人の目線で、明治維新の起こり始めから時代が変わりきるところまでが描かれて、その波に新八が乗っかって流されて漂着する起伏が、単なる英雄伝じゃなくて親近感湧いた。

    池波正太郎をあまり読んだことなかったが、また読みたいなぁ、でも鬼平犯科帳は長すぎるなぁ。そのボリュームの意味でもこの本はちょうどよかった。

  • 流石は池波正太郎先生!!!
    と言っても過言ではない新選組の話。
    主人公として、永倉新八を取り上げてるのも
    また面白いなと。
    近藤勇、土方歳三、沖田総司、藤堂平助などなど
    新選組といえば〜な人々ももちろん出てくるのだけども
    ここは敢えての永倉新八。
    知らなかった生涯を淡々と。
    江戸での若かりし日々、京都での生活、そしてまた江戸
    最後は蝦夷へ。
    それでも最後まで剣を捨てない男。
    いろんな場所へ転々としながらも、もっと強く!という葛藤や
    色恋沙汰もあり、明治維新までどう生きたのか?何を思ったりしたのか?を
    代弁しているような。
    終わり方も爽やかすぎて、なんとも言えない爽快感。

  • 主人公は新選組2番隊隊長の永倉新八。腕白小僧と呼ばれた少年時代から、激動の幕末、そして維新後までの彼の生涯を爽やかに描いた作品です。

  • この本で永倉新八を知り、新選組の見えなかった部分も知ることができた。
    燃えよ剣、にて新選組の本を初めて読みはじめたけども、この幕末新選組の方が圧倒的に分かりやすくて読みやすい。
    また、燃えよ剣よりも正確だろうと予想する。

    読み終えた後には爽やかさが残り、この本を読んで本当に良かったと思う。

  • 永倉新八メインの物語どした。
    まあ、読みやすくて良かったんではないかと。

    童顔だの小太りだの・・ってところが、私が持ってる永倉のイメージとは違って多少違和感はありました。
    あと、平助が「永倉氏」などと呼ぶのがなんか笑えた(笑)

  • 池波正太郎の文章が軽快で気持ち良い。永倉新八を通じて、新選組の視点で、幕末がよく分かる。

  • 新選組の本をよく読みますが、永倉さん目線の本を読んだのは初めてでした。
    どこが史実でどこが著者のフィクションなのか気になる箇所はいくつかありましたが、新選組ファンとして本棚にずっと置いておきたい本です。

  • 全ての出来事があっさりし過ぎてる気がするので上下2巻ぐらいで書いて欲しかった。 池波正太郎はホンマに永倉新八が好きなんやろか?子供時代や晩年のエピソードは面白かったけど、全体的には新八に魅力を感じなかった。 宇八郎という名前が出る度に宅八郎に見えてしまった。 チラッとだけ吉村貫一朗が登場。

  • やっぱり幕末は面白い
    司馬遼の燃えよ剣を読んだ時も思ったけどね
    ただ、永倉新八を主人公にしているのはちょっと変わってるかな?

  • 友達に借りてようやく読み終わりました。

    新選組永倉新八の生涯のお話で
    新八さんがどのように育ち、
    新選組の仲間に入り、
    幕末、また明治を過ごしたのか
    こと細かく書かれていて
    新選組のことがより詳しくなりました!

    新八さんもあんなまっすぐで可愛らしい人
    だったのかな?と、ちょっと新鮮で
    すごく読みやすく面白かったです。

    最後に『悔いはない』で終わるところは
    さすが武士といった感じで、侍魂は時代が
    変わっても残っていたように思いました。

    また手にとって読みたい作品でした(*^^*)

  • 永倉新八からの新撰組も新鮮。

  • 新選組の(ほぼ)唯一の生き残り、永倉新八の生涯を描いた話。あんだけ活躍していながら、小指一本なくした(池田屋事件で)だけってのはすごい。恐ろしい運命に翻弄されながらも江戸っ子らしく真っ直ぐとさっぱりと生きた彼の人生観に好感が持てました。

  • 保有状況:所有&購入日:40787&購入金額:660

  • 人物描写が素晴しい

  • なあに、明治維新なんてえものはね、つまり薩長たち雄藩と徳川との争いさ。いまのような文明開化の世が来たのも、そいつは時勢というやつでね。つまりは日本国民がえらいのだよ──維新をこう評価されたら、「維新」×2と騒いでいる今の政治家は・・・。江戸っ子の永倉新八の気持ちのいい台詞。
    江戸っ子の池波先生が気風のいい江戸っ子永倉新八を惚れ込んで描いているのが微笑ましく感じる作品です。

  • 幕末の動乱を永倉新八の生涯を中心に据えて描いた作品。いたずら小僧が剣の道に目覚め、国のために立ち上がり、命を懸けて戦う。完全無欠の英雄かというとそうではない、藤堂に思い人を掠め取られて怒り、その藤堂の危機に「ここで見捨ててしまえば」という思いがよぎる。しかし永倉は藤堂を守る。女に押しが弱く、どうにも器用ではないが、純粋朴訥、信念のとおりに生き、戦い、そして家族を思い、そのために泣いた人間味あふれる永倉に惹かれながら読んだ。

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