真田幸村 真田十勇士 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167143022

作品紹介・あらすじ

家康にとって最も恐い敵は幸村だ。佐助をはじめ霧隠才蔵、三好清海入道たちが奇想天外な働きで徳川方を苦しめる。後藤又兵衛、木村重成も登場して、大坂夏の陣へと波乱は高まる。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!真田十勇士も良いが後藤又兵衛も良かった!
    学生時代読みましたが当時ちょっと刺激が強いなーと思いながら読んだ記憶があります。しかしそのシーン抜きにしても面白かったです。

  • 大阪夏の陣での真田幸村の会話や戦いの様子についてくわしく説明していて、とてもおもしろいです。

  • 再読。猿飛佐助の後編。新装版が最近出てるが、家にあった古い表紙のもの。柴田錬三郎の伝奇小説で、荒唐無稽で歴史には載らない裏の話として描いているのがおもしろい。
    来年の大河ドラマの予習にはならないだろう。
    なかでも後藤又兵衛がよかった。

  • めっちゃ面白い。かなりのフィクションがちりばめられているが、本当にそうだったのかも、と思いながら読んだ。そして忍者という存在が気になって、ほかにも「忍者モノ」を読んでみようと思う。猿飛佐助かっこいい。そして忍者集団がほれ込む真田幸村はやっぱりかっこいい。

  • 人生、初 柴錬。
    真田十勇士、もっと読みたくなってきた。

  • 真田左衛門佐幸村にまつわる短編小説。猿飛佐助や霧隠才蔵などが出てきて、フィクション色もあるが、そこは、本小説の味付けぐらいに描写を少し押さえている。

    勝者となる徳川家康の裏には、幸村や後藤又兵衛などの勝者に引けを取らない輝きを放つ敗者もいる。幸村のように美徳の中で散っていく敗者もまた、日本人は好む。このため、真田十勇士など、ファンタジックな超人的活躍をする話が、大正時代の頃に非常に人気が出てきたのである。

    幸村のほか、後藤又兵衛、幸村の隠し子で忍術の使い手である真田大助、木村重成、風間鬼太郎、山田長政の話があり、全体として小説がつながっている。

    文中に孟子や孔子の中から取ったであろう教訓等がちりばめられているので、これらの話しを好む私としては、著者 柴田氏の力量を期待するものの、1冊の2百ページ強で幸村の話を伝えるには少しページが足りないか。

  • 頭よすぎる。かっこよすぎる。

  • 真田十勇士の話は若干虚構や脚色があれど、歴史小説としてはよく書かれている。

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著者プロフィール

1917年-1978年.岡山県生れ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代ものの短編を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念。1951年、『イエスの裔』で第26回直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に創作し1956年より「週刊新潮」連載開始の『眠狂四郎無頼控』は、剣豪小説の一大ブームを起こす。1969年に『三国志英雄ここにあり』で第4回吉川英治文学賞を受賞主な作品に『赤い影法師』『御家人斬九郎』『剣は知っていた』『決闘者 宮本武蔵』『チャンスは三度ある』など多数。

「2022年 『第8監房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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