- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167148041
作品紹介・あらすじ
猫のチャーチがひょっこり戻ってきた。腐った土のにおいをさせて、森の奥から戻ってきた。ならば、愛する息子ゲージが帰ってきてもいいではないか!愛していればこそ呪われた力まで借りようとする人間の哀しさ。モダン・ホラーの第一人者S・キングが"死"を真っ向から描ききった、恐ろしくも哀切きわまりない"愛"の物語。
感想・レビュー・書評
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上巻から転じて下巻は一気に話が展開。
ルイスそれあかん、の連続。
それやっちゃうのはわかるけど、予想より上行く悪い結果がついてくる。
読んでいて辛い...救いがない最後。
苦しくなったけど、読むのが止められず、
ああ、なんて読後感。
誰も悪くないのに...なんで家族の幸せは差し出されてしまったのか。
特にエリーの今後を思うとたまらない。
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愛しているからこそ、取り返したい。その方法はもう自分の手の中にあったのなら、私はやってみたいとの誘惑に負ける気がする。知らなければ、ひたすら嘆くばかりだったのだろうか。
進んだ先には、もっともっと辛い現実が待ち受けていたのだけれど、この弱さを責めれるほど私は立派ではない。 -
映画を先に観ました。ペットセメタリー2019。
結論から言うと、全くの別物です。
内容も結末も全く別物。
映画は、やはり時間の関係や映像として見せるうえでは、あれで面白かったし、小説は、読み物として全く面白い。
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内容
猫のチャーチがひょっこり戻ってきた。腐った土のにおいをさせて、森の奥から戻ってきた。ならば、愛する息子ゲージが帰ってきてもいいではないか!愛していればこそ呪われた力まで借りようとする人間の哀しさ。モダン・ホラーの第一人者S・キングが"死"を真っ向から描ききった、恐ろしくも哀切きわまりない"愛"の物語。 -
「おれは聖トマスに似てるのかもしれんな。イエスが復活したと聞いて、“その手に釘の穴を見、自分の手をその脇腹の傷にさしこんでみなければ”、けっしてイエスがよみがえったことを信じない、と言ったあのトマスさ。おれに言わせれば、トマスこそは弟子たちのうちの真の医者だったんだ—―聖ルカじゃなく」
……ていう、主人公の同僚の台詞。「信じるのが宗教で、疑うのが科学」みたいな事を予備校時代、講師の誰かが言って、この ”doubting Thomas” のエピソードを連想したが、光栄な事にキングも同じ事を考えたらしい。そういえば、医師である筈のルカは『キリストの変容』のエピソードでも、神がかった少年の症状を癲癇発作と記述していない。 -
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/781904