蒼い記憶 (文春文庫)

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著者 : 高橋克彦
  • 文藝春秋 (2003年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167164102

蒼い記憶 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2016/07/24読了

  • 「記憶」と岩手県いうテーマを軸にした怪談。全体に「よーく考えてみたら怖いよね」みたいな話ばかりなため、油断しているとストンと終了していて、なぜ主人公は鳥肌なのか確認しないといけない。
    高橋克彦は、ミステリ(事件系)の人だと思っていたので、最初は短篇集であるのか、それとも連なった話なのか悩んでしまった。
    総じて難しい話でもないので、オチを読み落として数ページ見返すと分かる程度であり、わるい言い方をすると印象が薄い。文章は誠実で真面目で好感が持てるのだが、カタストロフィがやってくると、改行がなく単語の羅列になって、呼吸が出来ないような独特の息苦しさを感じる。
    全体に、1編読んだら次の作品も読みたい、というモチベーションはわかなかったので、まあそれなりということで星2つ。

  • 夏の記憶 / 初出 オール讀物 1996年7月号
    幽かな記憶 / 初出 オール讀物 1996年11月号
    記憶の窓 / 初出 オール讀物 1997年2月号
    棄てた記憶 / 初出 オール讀物 1997年5月号
    水の記憶 / 初出 オール讀物 1997年8月号
    鏡の記憶 / 初出 オール讀物 1997年11月号
    夢の記憶 / 初出 オール讀物 1998年2月号
    愛の記憶 / 初出 オール讀物 1998年5月号
    嘘の記憶 / 初出 オール讀物 1998年8月号
    炎の記憶 / 初出 オール讀物 1998年11月号
    欠けた記憶 / 初出 オール讀物 1999年2月号
    蒼い記憶 / 初出 オール讀物 1999年5月号
    解説 「記憶の迷宮」 (明野照葉)

    『蒼い記憶』2000.1 文藝春秋刊 文庫化

    カバー 峰岸達
    印刷 凸版印刷
    製本 加藤製本

  • 記憶シリーズ3作目。
    前2作同様に岩手が舞台の12編の短編集。
    収録作品が増えた分ひとつひとつのお話は短くなりましたが、かといって物足りなさは感じさせないバラエティ豊かな12編でした。
    一昔前の時代設定もシリーズ3作に共通していて、時間を置いてもっと歳を重ねてから再読しても面白そうです。
    私好みの民俗学や呪術の蘊蓄に触れられた『記憶の窓』、夢の解釈が面白い『夢の記憶』、物悲しくも温かさを残す『愛の記憶』『幽かな記憶』辺りが特に良かったです。
    記憶や夢って改めて考えると不思議で面白い。

  • 記憶にまつわる、ホラー短編集

    この中のひとつ、「愛の記憶」がとても哀しい
    読むたびにじんわり涙ぐんでしまう

    ほんの20数ページにぎゅっと詰まった夫婦愛に、感動と、少しの憧れ

  • 記憶に纏わる短編ホラー。
    高橋克彦ワールドならではの読後感あり。

  • 再読。記憶をキーワードにした連作集。『緋い記憶』『前世の記憶』に続く第三集。以前読んだ時は、よくできたミステリだと思ったが、登場人物に近い年齢になって読むと感慨もひとしお。おぼろげな記憶と現実の齟齬を中心に話が展開する。ここ数日、本書を読みながら毎晩、昔の夢を見た。そういう意味では非常に稀有な読書体験。他の二作も既読ではあるが機会があれば再読したい。私もユーザーであるがSNSや読書プログ全盛の昨今。何年何月何日何時何分に何処で何をし、何を読んでいたかが分る世の中では消えゆくしかないテーマなのかもしれない。

  • 前回の「緋い記憶」より面白かった。
    前回とは違って、思い出してよかった記憶の話も多く、ほろりとさせられる。「幽かな記憶」や「愛の記憶」が良かったな。
    私好みな、後からすっと背筋が寒くなるホラー短編集。

  • 記憶シリーズ。表題作の「蒼い記憶」は、なんじゃこりゃ(笑)という感じでした。

  • 薦めてくれた人曰く「金太郎飴だから、どこからでも読みやすい」との事。
    短編集になっていて、『記憶』と『盛岡』という土地
    2つを軸として話は回っていきます。
    怖い話あり、不思議な話ありで、奇妙な世界へやってきた気分でした。

    『幽かな記憶』が一番印象に残っています。
    多分、夜中に連れられて…を想像したからでしょうか?w

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