御宿かわせみ (21) 犬張子の謎 (文春文庫)

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著者 : 平岩弓枝
  • 文藝春秋 (1998年11月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168681

御宿かわせみ (21) 犬張子の謎 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 人情あふれ、江戸情緒がふんだんに詰まった御宿かわせみシリーズ21作目。美しい日本語に加えて、歯切れのいい終わり方で、毎度このシリーズを読むといい気分転換になる。
    川並鳶の初乗りや、日本橋で行われていた兜市など江戸文化なども登場して、興味深い。

  • 母の影響で読み出した。

    面白かった。

  • 【8作収録】
    ・中年夫婦によるスリ被害が多発する中、かわせみにどこか怪しい中年夫婦が滞在する。常連からの紹介状は筆跡が異なる上、大きな荷を持って帰ってきたり小判を数えたりと不審な行動が多い。果たして・・・
    ・舟の上で長い梯子にのぼり、片足立ちをする鳶の見世物。その瞬間、女の悲鳴が上がり、均衡を崩した男は梯子から落ちて命を落とした。女の悲鳴に意図的なものを感じた東吾は調査を始める
    ・犬張子を購入したるいのもとに、代わりの張子と交換してほしいと店の主人がやって来た。違いが分からないながらも快く応じたるいだったが、後日、その主人が殺されているのが発見され・・・
    ・鯉の絵で有名な絵師の展覧会に行ったるい。店側は看板娘を見せびらかし、絵師は絵師で愛想良く揮氈することもなく決して筆を取らない。白けた気分になった中、突然絵師が青い顔で倒れる
    ・東吾が目をかけた鍾馗の旗を購入していたところ、女が突然通りすがった赤ん坊を奪う事件が起こる。女は20年も昔に子を見失ったことで、ふとした瞬間に他人の子を自分の子と錯覚する故であるという
    ・材木屋の大番頭にして先々代の庶子の老人。腹違いの弟、甥と立て続けに店主が亡くなり、いよいよ自分が店主かと思った矢先、外から養子を迎えて店主に据えることになり・・・
    ・将棋仲間と夜通し過ごした長助。仲間内で昔話をするうちに、30年前に女房を殺したと告白する隠居が。しかし、隠居の女房は30年以上前に輿入れして以後、現在も生きており・・・
    ・旗本の女中が高額な蘭を枯らした責任をとって自殺した。しかし、東吾らの調査によって、許婚が弁償のための金を出すことで納得していた女中が自殺を選ぶはずがないことが判明する

  • いやはや、正吉がもう15歳とは知らなかった。こんなに時間がたっていたとは。時々子どもたちの年が出てきて、年月の流れを感じさせてくれる。しかし、それにしても、東吾とるいの子どもはもうできないのかなあ。あの幼かった正吉が15にもなってるってことは、姉さん女房のるいは30くらいにはなってるだろうに。江戸時代で30で子ども生むのは高齢出産だろうに。今回のお話は正吉や源太郎や小太郎や、ありとあらゆるところの男の子から、東吾が端午の節句の旗を買わされる話が笑えた。

  • くま様んちへ船に乗ってお引越し?。

  • 御宿かわせみシリーズ第21巻。相変わらず東吾とるいは仲むつまじく、生活自体は平穏無事に過ぎており、ただ子供達の年齢が書かれていると、時間が経っていることが分かる。何かの事件にしても、ちょっとした手がかりで、どうしてこんなことが分かる?っていうのもあるけれど、全体的に人情物として読める読みきり連作になっている。【2007年1月21日読了】

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