御宿かわせみ (23) 源太郎の初恋 (文春文庫) (文春文庫 ひ 1-72 御宿かわせみ 23)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168728

感想・レビュー・書評

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  • いよいよ東吾とるいの夫婦にも待望の長子が誕生します。子煩悩な東吾のことだから親バカになるのでしょうか。それよりも今までにも増して奥さんラブの東吾が沢山みられたこの巻でした。

  • 23

  • ようやく二人に第一子誕生。よかったよかった。ほのぼのしていても人生の悲哀や郷愁が感じられるのがこの小説のよいところ。

  • 『御宿かわせみ』シリーズ第23弾。

  • ・虹のおもかげ
    ・笹舟流し
    ・迷子の鶏
    ・月夜の雁
    ・狸穴坂の医者
    ・冬の海
    ・源太郎の初恋
    ・立春大吉

  • 【8作収録】
    ・出勤途中に蝉取りに苦戦する少年を助けた東吾。後にそれが一夜の過ちの末にできた自分の息子だと判明する
    ・東吾が隠し子の発覚で悩んでいると、今度はるいの妊娠が判明。そんな中、長助が記憶を失った女をかわせみに連れてきて・・・
    ・かわせみに鶏が迷い込んで住み着き始めた中、世間では寺の釣鐘泥棒が続出していた。夜中の犯行とはいえ、大きく重い釣鐘をどのように盗み、どこに隠しているのか
    ・東吾と兄嫁が寄った墨問屋で女中が主人から言いつけられた内儀の薬をひっくり返す。後日、墨問屋の主人が毒殺され、内儀は主人が自分を殺そうとして入れた毒に誤って当たったのではないかと言うが・・・
    ・麻布で大火があり、怪我人を無料で診察して有名になった医者。親子ほども年の違う若女房が東吾に色目を使ったり、かわせみへ押しかけてきて辟易しているうちに、弟子と駆落ちをしてしまう
    ・散歩中にじっと海を見つめる女を見かけたるい。昔生んだ息子が伊豆に貰われて行ったとのことで、息子のいる方角を眺めているのかと同情する。しかし、東吾はその女がスリを働くところを見つける
    ・いつにない元気の無さで源太郎を心配させた花世。それが虫歯のせいとわかった源太郎は花世と共に歯痛に効くという稲荷参りに行き・・・
    ・るいと東吾の間に娘の千春が誕生し、喜びに湧く。そんな中、両親に構ってもらえずにたびたび長寿庵で食事を済ます幼子を見かけた東吾。博打うちの母親も自身が子供の頃に母親に捨てられた過去を持ち・・・

  • やっと生まれた。東吾とるいの初めての子。千春という名前もかわいらしい。女の子だったので次は男の子になるのかしらん。るいがずっとずっと、子供ができないのを気にしていたので、よかったなあって思った。これから東吾の親ばかぶりが見もの。

  • 御宿かわせみシリーズ第23巻。東吾の隠し子(?)との寂しくなるようなエピソードがあったり、ずっと以前からの懸案事項であったるいの懐妊があったり、源太郎が嫌だと思っていた花世のことが気になり始めたりして、最後にるいと東吾に娘、千春が生まれる。これからは子供の世代の話に移行してくのだろうか。しかし、まだまだ源さんや東吾にはがんばってもらいたいものだ。【2007年1月22日読了】

  • 「虹のおもかげ」「笹舟流し」このふたつで麻太郎が東吾のこどもじゃないかって東吾が悩むんだよね。そして「立春大吉」で東吾とるいのあいだに千春が生まれる。人物が増えますますおもしろくなりそう

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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