- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167168803
作品紹介・あらすじ
江戸の大川端にある小さな旅篭「かわせみ」。そこに投宿する様々な人たちをめぐっておこる事件の数々。その渦の中に巻きこまれながら、宿の若い女主人るいと恋人神林東吾の二人は、互いに愛を確かめ合い、次第に強く結ばれていく…江戸の下町情緒あふれる筆致で描かれた人情捕物帳。人気シリーズ「御宿かわせみ」新装版第一弾。
感想・レビュー・書評
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時代劇専門チャンネルで真野響子、小野寺昭の「御宿かわせみ」(懐かしい!)をみていて原作を読みたくなり、第1弾短編集を読了しました。ドラマのままの原作で(逆か!)とても面白かったです。
短編8作を所収していますが、どれも江戸情緒と厚い人情、それに捕り物ミステリーが見事に融合した物語になっています。
ドラマの印象が強いので、セリフの声もドラマの俳優の声で読んでしまいました。(笑)特に自分が好きなのは律義で友情深い同心・畝源三郎で、山口崇が演じたままなのが嬉しかった。(笑)逆か!(笑)東悟を想うるいの心情の細やかさもとてもよく描けていました。
捕り物劇がメインですが、人情豊かな「秋の蛍」や「卯の花匂う」「師走の客」、ミステリーの常道を取り入れた「倉の中」「江戸は雪」など様々な方向から楽しませてくれます。こうなると第2弾も気になってきました。(笑)詳細をみるコメント1件をすべて表示-
h.t.さん私は高島礼子版のドラマも見て、両方見ています、本もそのうち読みたいなあと思っていてたどり着きました!私は高島礼子版のドラマも見て、両方見ています、本もそのうち読みたいなあと思っていてたどり着きました!2024/04/11
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母親の嫁入り道具として実家にあった、古い本を読んだ。人情あり、ミステリーあり、ロマンスあり、のストーリー。時代小説だが、古い感じはあまりせず、楽しく読めた。短編の組み合わせのような本なので、読みやすかった。
東吾とるいの関係が気になるところ。これから、全巻読破目指します! -
▼「御宿かわせみ」平岩弓枝。初出1973~2005、「小説サンデー毎日」または「オール讀物」に連載された「御宿かわせに」シリーズの第1巻。文春文庫。
▼収録作=初春の客・花冷え・卯の花匂う・秋の蛍・倉の中・師走の客・江戸は雪・玉屋の紅
▼「初春の客」いきなり冒頭エピソードが、外国人(黒人奴隷)と遊女との心中物、というかなりとんがったもので驚きました。
▼「花冷え」二つ目のエピソードが、「母親にレールを敷かれて売春をしている芸者」というこれまたけっこうエグい。
▼全体に、当然ながら運びがご都合なところはありますが(何しろ探偵役が職業的な捜査員ではないので)、池波正太郎的な犯罪人間模様に女性作家ならではジェンダー的な目線がくわわった味わいは、ナルホドと思いました。 -
ちょっと重たい本が続いたので、軽めの本が良いかな、と初めて手に取った。東吾とるい、それから「かわせみ」の人々や八丁堀の面々を中心に綴られる一話完結の物語。
東吾とるいの恋模様は初々しく、時々読んでてこちらまで照れちゃうけど、起こる事件は悲喜こもごもで、最後の「玉屋の紅」なんかは読み終わってちょっと放心してしまった。そりゃ、やってしまったことから考えると避けられない成り行きだったのかもしれないけど。
二人の恋の行方も気になるけど、40巻もあると、長いなぁ…… -
懐かしいシリーズを再読開始。
まだ恋人同士の東吾とるいが初々しい。
江戸の街で、こんな悲喜交々があったのかなあと想像するのも楽しい。事件簿なので物悲しさもありつつ、かわせみシリーズでしばらく楽しませてもらえるのが嬉しい。 -
「みをつくし料理帖」「あきない正傳」を読んで、似たような時代背景の小説が読みたくなり手に取りました。
40年以上も昔の作品なのに古さは感じられず、推理しながらぐいぐい引き込まれますね。世の中の不条理にほろりとさせられる場面もあったり、るいと東吾のこれからも気になります!
通勤電車で読んでいますが、一話の長さが程よくサクサク読めます。捕物帳ですが重すぎず、るいと東吾のエピソードで締めくくられるので、読後感もしっぽりほっこりしていいです。
私の通勤電車は作品の舞台の場所を通っているので江戸時代に思いを馳せつつ、30冊以上シリーズが続いているのでこれから当分読み続けられるのでとてもワクワクしています! -
長い長い連載の始まり。
とても読みやすく、時代小説への扉になってくれた本です。 -
かわせみのるいと東吾、東吾の親友源三郎が、宿に泊まる人たちの謎を解いてゆく。謎解きは面白いけれど、るいは何事も東吾次第。昔の男性が女性に求める可愛らしさ愚かさの部分に時代を感じる。
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NHKでこのドラマが放送されていた頃、まだ私は若く、興味もなかったので、全く観ていなかったのだけど、さすがに歳をとると、なんかいいなぁ〜
とか思って、ページをめくってました。
一話完結で読みやすいし、事件が起こるのが魅力的、、二人はどうなるのかなぁ、楽しみ楽しみ、
先は長いけど、全巻読むよ! -
久しぶりに読んだ、好きなシリーズの1作目。
江戸の町に生きる人々の暮らしも垣間見えて楽しい。 -
読みやすい 時々泣ける
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帰任した会社の人にもらった一冊。久しぶりの時代小説面白かった。時代が変わっても、人間の業は変わらない。
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1979年に文庫として出たというから随分経つのだが、未だ本屋に並ぶのにそれだけの魅力があるという事。内容もおもしろいが、無駄のない短編という印象。「秋の蛍」が良かった。2017.12.12
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娯楽時代小説。男女の艶っぽい話から、親子・兄弟の絆、友情、権力や欲望などなど。ドラマ化や映画化されるのも頷ける。シリーズ物の短編集で、力を抜いて気軽に読める。
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ワンパターンが良い。歳上女房乱れ過ぎ。
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素晴しい江戸情緒。一話完結のミステリーあり、人情物あり、恋模様あり。とても多彩なストーリーが盛りだくさん。贅沢な時代小説だと思いました。まだ12巻までしか読んでないので、先の楽しみが長いようです。
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御宿かわせみシリーズが好き。東吾さんが素敵。姉さん女房のるいさんが素敵。ずっと続いて欲しかったなぁ。
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悲しい話が多め。さらりと読める。色っぽい。