新装版 御宿かわせみ (4) 山茶花は見た (文春文庫)

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著者 : 平岩弓枝
  • 文藝春秋 (2004年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168841

新装版 御宿かわせみ (4) 山茶花は見た (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 今回もおもしろく読みました。よくこれほどストーリーを考えられるなあと感心する。平岩さんは天才なのに違いない。

  • 連作短編。
    御宿かわせみ二冊目。この話がものすごーく好き!という話はないんだけど、雰囲気や言葉選びが好みだなあと思う。話のとっかかりや、題材も、いい感じに興味をそそられて、非常に読みやすい。捕り物話なので全体的には物悲しさが漂う。
    『ぼてふり安』はどうなることかとハラハラしたし、『人は見かけに』は胸がすっとした。ラストの『夕涼み殺人事件』は対照的な惨さに落とされる。短い読み物なのに、充実してる。満足。

  • シリーズも4冊目ともなると、お馴染みの主要キャストの活躍ぶりも板についてきて、東吾とるい、東吾と源三郎、そして嘉助らの阿吽の呼吸の展開がなかなか頼もしい限りです。相変わらずこのシリーズの本を読むと、テレビシリーズの配役のまんまの姿と声でイメージしてしまいますね。(笑)
    本書には短編8編が収録されていますが、どれも謎の提示とストーリー展開のスピード感が絶妙で、そこに本シリーズならではの人情話が加わって、このシリーズの魅力が絶好調な一冊に仕上がっていると思います。
    ミステリーのプロットとして面白かったのは、盗賊を目撃した女中の証言の意外な展開の表題作『山茶花は見た』、同じく殺害犯の逃げるところを目撃した麦湯売り女の証言の意外な展開の『夕涼み殺人事件』、とうとう源三郎に恋をする女性が現れたことから始まる『女難剣難』で、人情の厚さで魅せる物語としては、自分の娘を女郎にして一方で女郎を身請けして妻にするという父親の薄情さと「かわせみ」の面々の人情が光る『ぼてふり安』や、お産間近の女性と付添男性を泊めてしまった「かわせみ」のその後の顛末を描く『人は見かけに』がありました。その他に、ちょい怪奇物シリーズなのか(笑)、『江戸の怪猫』『鴉を飼う女』『鬼女』という恐ろしげなお題を持つミステリアスな物語も著者のいろいろな引き出しのひとつとして一興だと思います。
    自分の場合、ドラマの方が先行しているので、『ぼてふり安』とか『夕涼み殺人事件』など少し既視感があり、先が見えてしまった作品もあったのですが、全体としては様々な要素を組み合わせながら、読者を飽きさせない物語群であったと思います。
    まだまだ先は遠い・・・。(笑)

  • シリーズも4作目になるとこなれてきて読むのが楽です。るいと東吾も相変わらず公認で仲良しで(笑)。
    『人は見かけに』は、少しほっとできて良かったです。

  • 御宿かわせみシリーズ4巻、シリーズ読み中に初期の頃の文庫蔵書発見!若き時代の神林東吾の友人八丁堀の定廻り同心の畝源三郎、幼なじみで大川端に旅籠「かわせみ」をひらく恋人の庄司るいを暖かく見守る兄の神林通之進・香苗夫妻、かわせみの奉公人嘉助・お吉らとともに市井の事件を解決する様を描く。表題作「山茶花は見た」品川の廻船問屋に押し込みが入り、乳母の看病にきていた娘おきくの証言で盗賊はお縄になった。が、賊が島抜けし、娘は「かわせみ」に預けられることに…。短編ながら複雑なミステリーの謎解きが優秀。

  • 4巻目も順調に読了。
    源さん、格好いいのになぜもてないのだろう。
    せっかく少しラブの気配があったのに・・・
    それもネタでしかなかったとは。

    東吾も格好いいのでしょうが、
    私は源さんのほうがいい男だと思います。

  • 御宿・かわせみシリーズ。第4巻。山茶花は見た・女難剣難・江戸の怪猫・鬼女・鵜を飼う女・ぼてふり安・人は見かけに・夕涼み殺人事件。
    畝源三郎が女に惚れられる「女難剣難」、弱い婿養子と強い家付き娘のボタンがかけちがう「鬼女」、事件解決のために東吾が体を張る「鵜を飼う女」、通之進が何気においしい役回りの「人はみかけに」、後味が強烈な「夕涼み殺人事件」など。
    あらためて、岡場所や妾、夜鷹などの風俗系だったり、与力や目付、将監といった役所系など、いろんな江戸時代用語に詳しくなれる。ぼてふりやすあかなど、文化や日常も目に見えるようで吸い込まれる。キャラクターたちには大した変化はない。それはそれで安定していい感じ。

  • ・山茶花は見た
    ・女難剣難
    ・江戸の怪猫
    ・鴉を飼う女
    ・鬼女
    ・ぼてふり安
    ・人は見かけに
    ・夕涼み殺人事件

  • 1月20日 読了

    品川の廻船問屋に押し込みが入り、乳母の看病にきていた娘の証言で盗賊はお縄に。が、賊が島抜けし、娘は「かわせみ」に預けられることに…。表題作ほか、旅篭の女主人るいに恋人の東吾、あてられっぱなしの同心・源三郎、二人の仲を見守る与力の兄夫婦―お馴染みの登場人物が活躍する全八篇を収録。シリーズの新装版第四弾。

  • 図書館にて。
    うーん。いいんだけど…。
    るいさん嫉妬深すぎ。鼻につくな。
    ずっとこの調子でいくんだろうか…。

  • 「御宿かわせみ」シリーズ4作目。

  • くま様んちへ船に乗ってお引越し。

  • 全然進展していないようでいて、少しずつ進展する「るい」と「東吾」の恋愛。るいが正月には東吾の実家まで挨拶に行き、兄に「東吾が世話になってるそうだな」といわせるくらいまで。いわば兄や兄嫁の「公認」になったというくらい。しかし東吾も捜査のためなら吉原の遊女とも寝るのねーってことにちょっと意外。もちょっとストイックな主人公かと思ってたのに。今回は、ワケアリそうな男女が突然「かわせみ」にやってきて、女は赤ちゃんを産み、男は強請りか?と思わせる「人は見かけに」が秀逸。ちなみにこの回のるいの「あたしも、あんな赤ちゃんほしい」というせりふが、東吾との仲が進んでいることを感じさせてくれる。

  • 御宿かわせみシリーズ第4巻。まだまだシリーズの早めの巻ということで、捕物帳的な話が多い。るいと東吾も熱々だし、とぼけた源三郎もいい味を出している。まだ長助親分のことを毎回説明書きが付くくらいの扱いでしか登場させていない。久し振りに読み返してみて、生ぬるいくらいだけど、だからこそこんなに息の長いシリーズとして人気を博したのではないか、と思えた。【2007年4月14日読了】

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