新装版 御宿かわせみ (7) 酸漿は殺しの口笛 (文春文庫) (文春文庫 ひ 1-89 御宿かわせみ 7)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168889

感想・レビュー・書評

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  • 大好きなシリーズ。冬の月の、結城紬の織り手の彼女が再度決断して幸せを掴み取って欲しいと思った。
    世間体は責任を取ってくれない。自分で決めなきゃならないという東吾の言葉が心に残った。

  • これまでとちょっと手法変えてきた
    捕り逃がしたり、捕物よりストーリーメインだったり
    「冬の月」が悲しい話だけどこういう話のが好きだな
    るいの心が強くなってるのと何度目かの正月の描写に二人の過ごした時間の長さを想う

  • 今回もゆったりと読み終わりました。

  • このシリーズも安定してきたな、という印象です。東吾とるいの仲の良さも、それを周囲が温かく見守っているさまも、事件の発端も、いい意味で目に浮かび想像できる、そんな風になってきたように感じます。この巻では、これからの東吾と源三郎に何やら暗雲が…というような表現があり、今後が気になります。
     印象に残ったのは『冬の月』。女が自由に生きるのは難しいなぁと思います。老いては子に従え、という言葉が浮かびました。切ないなぁ。

  • 能役者、清太夫になりすました紋之助に忠三郎。強敵が現れた。

  • 世間に翻弄される「冬の月」

    珍しく誰も死なないのに、
    この中でも最も後味の悪い作品。
    評論の中でも、日本を語るうえで欠かせない「世間」。
    普段はあまり意識しないけれども、
    時々とても窮屈に感じることがある不思議な空間。

  • 0617

  • 7 御宿かわせみ
    表題作、忠三郎を取り逃がしたことが今後への布石。

  • 「御宿かわせみ」シリーズ第7段
    *春色大川端 *酸漿は殺しの口笛 *玉菊燈籠の女
    *能役者、清太夫 *冬の月 *雪の朝

  • ・春色大川端
    ・酸漿は殺しの口笛
    ・玉菊燈籠の女
    ・能役者、清大夫
    ・冬の月
    ・雪の朝

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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