新装版 御宿かわせみ (8) 白萩屋敷の月 (文春文庫) (文春文庫 ひ 1-90 御宿かわせみ 8)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168896

感想・レビュー・書評

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  • かわせみの中で一番好き。。。
    何度も読み返しています。

  • 白萩屋敷の月。人気投票一位も頷ける、切なく哀しい恋愛話。
    うんと年の離れた男性に嫁いだ訳も切ない。
    かわせみのお吉が見た幽霊も、印象に残る。
    安心して読めるシリーズ。

  • 連続短編集。

    日常はたくさん、ですが、どの時代にも
    甘やかされた娘はいるものだな、と。
    こうならないよう諫めておかねばならないのに
    どうしてこうも自分のいいようになる、と
    思えるのか、非常に謎です。

  • 読み終わってから心臓がドキドキ通り越してばくばくしてた
    表題作の「白萩屋敷の月」
    いつだったかの東吾が事件の詮索の為に吉原の女か誰かを抱いたことあったけど、あの時もしんどかったけどこっちも応える
    別に私が東吾好きなわけじゃないのになんでこんな嫉妬ともまた違う悲しいような気持ちになるのかな、るいのこと考えるとすごいしんどいってなる

  • 表題作が秀逸。

  • 読者アンケートのトップになったのを読むとやっぱりファンは女性が多いのだろうなと思った。

  • 美男の医者が面白かった。幽霊のラストにもくすりとさせられた。
    全体的に気持ち的に救いのない話が多かった。違う話なのに、恋娘、持参嫁、藤屋の火事、水戸の梅、絵馬の文字、このあたりは作中の言葉を借りて、分相応、を弁えられなかった故の過ち……だなとおもった。表題作の白萩屋敷の月は、似て非なる。でも、同じ悲しみが漂ってる。こちらは弁えすぎた故に、特別以上になっちゃったのかもなあ。うまくいかない。

  • シリーズ8冊目。
    この中では『美男の医者』が一番好きです。宗太郎先生、なかなか役者で、スカッとします。

     表題作が読者アンケートで一位とありますが、私はあまり好きではありません。
    そりゃあ、この時代そういうことは何でもないことなのでしょうが、るいに対しても兄の通之進に対しても裏切りなのじゃないのかなぁと思ってしまいます。
    まだ夫婦ではないにせよ、それ同然なのだからそこはグッと堪えて欲しかったなぁ(苦笑)。

  • 読者人気投票一位の表題作。
    切なくて美しい。
    また読みたいな。

  • 表題作「白萩屋敷の月」が悲しい。
    今まで良い兄ちゃんでしかなかった通之進にも、
    若い頃があり、青春があったんだよなぁと
    今さらながら思えます。

    世の中ってうまくいかない。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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