御宿かわせみ (30) 鬼女の花摘み (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168957

感想・レビュー・書評

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  • もはや語ることも無く。。。。
    読む方がマンネリになるのは仕方ないけど、書く方がなっちゃね。
    困ったものです。でも意地で読み続け。。。。
    こんなこと書いてちゃ怒られるかな。好きな人は大好きですからね。。。

  • 30

  • 『御宿かわせみ』シリーズ第30弾。

  • ・鬼女の花摘み
    ・浅草寺の絵馬
    ・吉松殺し
    ・白鷺城の月
    ・新春夢づくし
    ・招き猫
    ・蓑虫の唄

  • 御宿かわせみシリーズ7編。表題作では子を愛さない母親、「吉松殺し」では無軌道な子供が出てくる。江戸時代も現代と一緒と読むより、平岩さんは現代の事件を江戸時代に移し替えてるようだ。滑稽編の「初春夢づくし」や三家の子供が絡む人情物「招き猫」も面白かった。シリーズでは良いレベル。

  • 時間もかからず、それなりにサラリと読了。いやーでも東吾が「若先生」と呼ばれなくなるってことは、相当年取ったってことかしらん。まあそりゃそうだわな。源太郎とか麻太郎とかがすっかり少年らしく成長しているわけだし。しかしるいはもう、跡継ぎは生まないのかなあ。ひとごとだけど千春だけじゃちょっと寂しいのではないかと。

  • 【7作収録】
    ・極度の空腹の姉弟と知り合った麻太郎と源太郎。姉弟が母親のもとに入り浸っている男から折檻を受けている様子を目にし、心配していた中、弟のほうが折檻の末に死亡する
    ・かわせみに滞在した大店の手代。捨て子で苦労した末に見合い話まで上がるが、その昔、娘を騙して自殺にまで追い込んだ男に違いないと女に咎められる。目の悪い女の訴えだけに信憑性は低いが・・・
    ・二つの町同士の子供の喧嘩の末、一人の少年が命を落とす。しかし、どうも喧嘩の末の事故死とは思えず東吾らが調査を進めていく中、首謀者である少年の父親の再婚相手が遺体で見つかる
    ・怪我をした同僚の付き添いで姫路に滞在することとなった東吾。滞在先の屋敷の娘で他家へ嫁に行った女が、夫が不在の夜は誰かが部屋の様子を伺っているようだと恐怖し、東吾に相談する
    ・田舎から訪ねてきたるいの姪。芝居見物に連れて行って後、一人の役者に入れあげ、るいに内緒で何度も芝居に足を運んでいた。嫁入り前の娘に万が一があってはと心配した東吾らは一芝居打つとこにしたが・・・
    ・稲荷社へ参拝した麻太郎、源太郎、千春の3人。その折、招き猫売りの娘が金持ちの息子といった身なりの少年を紐で縛って、自分の前掛けに繋いでいる光景を目にする。子守にしてはおかしいと思い・・・
    ・若く実力もあり人気の火消し・伊佐三と定吉。頭は伊佐三と娘を夫婦にしたいが、娘は定吉のほうに心を寄せ、伊佐三は伊佐三で良い仲の芸者がいる。

  • 時代は江戸末期。
    事件も凶悪化している。(それともシリーズ30作目ということで?!)

    幼馴染っていいなぁ、って思った。

    東吾らの子ども達が、時折施しをするのだけれども、そこら辺どうなんだろう。子供心に上と下っていう気持ちは芽生えないんだろうか。いつの日か救っても救っても救いきれないほど困っている子供たちは多いと気づいた時どうするだろうな。

  • 登場人物については最初から読んでいる方が興味が倍になります。

  • これはもう実に手慣れたもので,安心して読める.しかしあれだその,るいさんも東吾も畝さんも晩婚の上に子供世代がずいぶん大きく育ってるのに,ちっともトシを取らなくてサザエさん状態だなぁ.明治時代が舞台になるという第二部にどうやって繋げていくのかな.

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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