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- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167170035
作品紹介・あらすじ
文章の喚びおこすイメージ、力、魅力とは何なのか?「文章読本」の著者が、一切ジャンルにとらわれず、文学書からノンフィクション、SF、ミステリーにいたるまで、かねてより秘愛の文章を精選し、周到緻密に語りつくした異色のエッセイ。これは、読書案内であるとともに、かつて試みられなかった自在無礙な文章鑑賞法である。
感想・レビュー・書評
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著者が現代のさまざまな作品を取り上げ、その魅力を語っています。
著者の紹介文は、平明にして達意の文章で、それぞれの作品の魅力をつかみ出しています。文学理論について専門的に学んだこともなく、文学作品のそれほど熱心な読者ではない者としては、こうした優れた手引きは本当に役立ちます。持つべきものは良き先達で、古典文学に関しては竹西寛子、詩歌に関しては大岡信の著作によって、その世界にすっと入っていくという幸福な経験があったのですが、近現代文学に関しては、本書の導きにしたがってその世界に入り込んでいく愉悦を味わうことができたように思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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