- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167174057
感想・レビュー・書評
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自分に少し重ねてしまった、やるせない気持ち。人間の強さと弱さ、正しさと醜さ、そこから生まれる歪み。子どもは大人より大人で大人は子どもより子ども。
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家族が重大事件を引き起こしたとき、その家族の日常は一気に変わる。主人公の一人は新聞記者であるが、家族を追い詰めていく自分の仕事に疑問を持つ。加害者側の視点を入れた作品。
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読んでいて辛くなりました。
1/8/31 -
殺人犯となってしまった弟に寄り添うため
ただ真っ直ぐな思いで
周囲の変化に負けず
真相を求めて調査していく兄。
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そばに寄り添ってあげてもいいはずだ。
あいつは、ぼくの弟なんだから。
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目に見えているものだけが全てじゃないし、
結果だけが全てじゃない。
真実は、本人や当事者にしかわからない。
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大人も子どもも、職業も立場も、
人種も障害も、名前と形と知識が違うだけ。
同じ人間だってことを忘れちゃいけないと思った。
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タイトルに納得。 -
ぎりぎりのところでまいにちいきる10代。そこで耐えるか、耐えずに壊れるか、壊れてるけど壊れてないように見せるのか、どこでかわってくるんだろう。
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少年Aの兄が事件の真実に迫っていく中盤から一気に読破。
もう少し家族の状況が描かれると読みごたえありそう。 -
序盤、登場人物がどんどん出てきて
頭がついていきませんでした。笑
でもあまり問題なかったです。
よくありそうな題材ではありますが
奇抜なストーリーで
主人公も素敵な男の子で
いい作品だったと思います。
帯にそれ書いちゃっていいの!?
と思うようなことが書いてありましたが
解説を読んで、なるほどなあと思いました。
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スポーツセンターのエアロバイクコーナーに置いてあったので、こぎながらちまちま読んだ。
実は石田衣良さんははじめて読んだ。
この作品はちょっとやりきれなさが残るけど、悪くない。
別の作品もいってみようかな。 -
記録
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あの酒鬼薔薇聖斗事件が下地となっているミステリー小説。
「ぼく」と「新聞記者」の2人の視点で話が進んで行きます。
悲惨な結末を迎えますが、「ぼく」の成長していく姿が見える内容で良かったです。