うつくしい子ども (文春文庫 い 47-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174057

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  • 自分に少し重ねてしまった、やるせない気持ち。人間の強さと弱さ、正しさと醜さ、そこから生まれる歪み。子どもは大人より大人で大人は子どもより子ども。

  • 家族が重大事件を引き起こしたとき、その家族の日常は一気に変わる。主人公の一人は新聞記者であるが、家族を追い詰めていく自分の仕事に疑問を持つ。加害者側の視点を入れた作品。

  • 読んでいて辛くなりました。
    1/8/31

  • 殺人犯となってしまった弟に寄り添うため
    ただ真っ直ぐな思いで
    周囲の変化に負けず
    真相を求めて調査していく兄。
    .
    そばに寄り添ってあげてもいいはずだ。
    あいつは、ぼくの弟なんだから。
    .
    目に見えているものだけが全てじゃないし、
    結果だけが全てじゃない。
    真実は、本人や当事者にしかわからない。
    .
    大人も子どもも、職業も立場も、
    人種も障害も、名前と形と知識が違うだけ。
    同じ人間だってことを忘れちゃいけないと思った。
    .
    タイトルに納得。

  • ぎりぎりのところでまいにちいきる10代。そこで耐えるか、耐えずに壊れるか、壊れてるけど壊れてないように見せるのか、どこでかわってくるんだろう。

  • 少年Aの兄が事件の真実に迫っていく中盤から一気に読破。
    もう少し家族の状況が描かれると読みごたえありそう。


  • 序盤、登場人物がどんどん出てきて
    頭がついていきませんでした。笑

    でもあまり問題なかったです。

    よくありそうな題材ではありますが
    奇抜なストーリーで
    主人公も素敵な男の子で
    いい作品だったと思います。

    帯にそれ書いちゃっていいの!?
    と思うようなことが書いてありましたが
    解説を読んで、なるほどなあと思いました。

  • スポーツセンターのエアロバイクコーナーに置いてあったので、こぎながらちまちま読んだ。

    実は石田衣良さんははじめて読んだ。

    この作品はちょっとやりきれなさが残るけど、悪くない。
    別の作品もいってみようかな。

  • 記録

  • あの酒鬼薔薇聖斗事件が下地となっているミステリー小説。

    「ぼく」と「新聞記者」の2人の視点で話が進んで行きます。

    悲惨な結末を迎えますが、「ぼく」の成長していく姿が見える内容で良かったです。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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