少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉 (文春文庫)

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著者 : 石田衣良
  • 文藝春秋 (2002年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174064

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少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 大好きなシリーズ読み返そう第二作目。
    「妖精の庭」…ショー(貝山祥子)とアスミのお話。キャリバンが気持ち悪すぎた。怖い。
    「少年計数機」…マコトとヒロキの友情。一緒に泣くシーンは心がジンとした。ここでゼロワンが出てくる。
    「銀十字」…喜代治と鉄、シルヴァークロス。吉岡さんもなかなか良い味出してる。何だかんだで吉岡さんとマコトの関係好きだ。
    「水のなかの目」…パーティ潰しのお話。こういう事件(監禁…とか)って見たことあって、何だかもう嫌な感じ。アツシは何だったんだろうか。闇。やっぱり困ったときのGボーイズ。チームワーク素敵です。

  • 最後の女子高生監禁事件の話は心が痛む。黒い話だ。だが読んで良かった。黒い話だからこそ、読み応えがあった。題材は昔起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件なのだと思う。あの事件でも感じたが、人は残酷な生き物だ。

  • 久々に読み返した。
    石田さんの短編は読みやすくて頭がモヤモヤしている時にちょうどいい。
    最後の『水のなかの目』は内容的にはハードだったなぁ。
    でも目をそむけてはいけないことにもちゃんと立ち向かうマコトはカッコよすぎ。
    マコトみたいな人が近くにいたらと思うけど、ドラマの印象が強すぎるからちょっとイヤだけど。

    4編中、よかったのは表題の『少年計数機』と『銀十字』です。

  • H29.07.09 読了。

    ドラマ版では前作と今作までが原作となっていて、先にドラマ版を観ていた「少年計数機」。
    ドラマ版は良い感じに映像化できていたんだと感じた。

    「水のなかの目」はまさかのマコトに危機が!
    という、他の話と趣向が違う、ミステリー要素も入っている作品で面白かった。

    このシリーズはまだまだ先が長いので、続きも読んでみたい。

  • 最後のお話、『水の中の目』について

    --------------------------

    女子高生コンクリート詰め事件がモデルになっているのは明らかだった。昭和63年の事件と違うのは、強姦や暴行をした少年たちが女子高生を直接殺さなかった、という点。殺していないから、少年たちは数年で少年院から出てきて池袋で事件を起こした。

    性癖に関わらず、性格においてもSとかMとか言って区別することは一般的になった。
    だけどなんていうか、本当のSというか、レイプとかそういう行為でしか興奮できない人もいるわけで、そういう人にとっては生きにくい世の中だろうなとも思う。だけど、レイプされた本人や家族からしてみたら、そんなやつは死んでしまえってなるのは当たり前の話。
    とても扱いにくい話題だ。

    マコトもGボーイズのキングも池袋のヤクザたちも、街で暴れるドSな少年たちを捕えようとする。
    死人を出しながらも、少年たちを捕まえ、リーダーの少年もマコトを囮にして逮捕させるが、実は少年たちの暴力性を操っていたのは弱気な少年だった、ということでマコトがなんとか学校のプールで仕留める、というストーリー。

    読みながら、『うつくしい子ども』と雰囲気が似てる、と思った。書かれた時期も同じ頃だし。少年犯罪について石田衣良さん的に思うことがあったのかな。
    女子高生コンクリート詰め事件や栃木リンチ殺人事件、凶悪な少年犯罪への悲しい気持ちは何十年経っても消えない。

  • 小気味良い文章にセンスを感じる。勢いもまだまだ衰えす面白いが、さらっとえげつない話が出てくるし、犯罪者が見逃されたり私刑にあったりするので現実感はあまりないかも。
    ミナガワや喜代治&鉄のようにかっこいい歳上が目立っていた。

  • 表題作が良かったなぁ。
    やはり、子供が出てくる話はぐっとくることが多いですね。
    最後のエピソードも子供絡みの話なんだけど、味わいは表題作とは対照的。
    こちらは評価が分かれそうです。
    自分は、これはこれで良いのではないかと思いましたが。

  • 自分が誰なのか確認するために、まわりのすべてを数え続ける少年・ヒロキ。
    その笑顔は十歳にして一切の他者を拒絶していた!
    マコトは複雑に絡んだ誘拐事件に巻きこまれていくが…。
    池袋の街を疾走する若く、鋭く、危険な青春。
    爽快なリズム感あふれる新世代ストリートミステリー、絶好調第2弾。

  • マコトが危ないストーリーが多かった

  • フィクションではあるんだろうけど、全く見ることのできない世界ではあるんだけど、知らないだけで、本当にこんな世界があるんだろうなと思わせる世界観。
    シリーズが続いて、しかも図書館にあるから(笑)多分全部読むだろうな。

  • 4編収録しているが、うち2編はマコトの人に対する温かい目が好ましい。

    数を数えることで自分を自分として支えているかのような少年・ヒロキ。
    地道に生きてきて、今は同じ老人ホームで暮らす喜代治と鉄。
    何も悪くない人たちが犯罪に巻き込まれたとき、マコトの行動力はすごい。

    ネットの中で自分のプライベートな生活を後悔する若い女性。
    それをストーカーする若い男。
    実際の彼女ではなく、自分の頭の中にいる彼女、こうあってほしい彼女に執拗にこだわる男は、人の痛みを想像することができないエリートだ。
    自分の痛みには敏感なのに、他人の痛みがわからない。
    ああ、こういう人いるよね。

    いちばん長い作品にもやっぱり、人の痛みのわからないやつが出てくる。
    人の痛みどころか、自分の痛みも感じてないんじゃないの?って。
    どれほど暴力の限りを尽くしても、それが心に何の動きも起こさないって怖すぎる。

    基本的にお人好しのマコトは、相手に腹を立てたりすることはあっても、見捨てることはしなかったと思う。
    しかし、今回マコトは切り捨てた。
    助けようと思えば助けられたかもしれない命を、敢えて助けようとはしなかった。
    そのことがマコトの心の傷になっていなさそうなところが、ちょっと気になる。
    彼は事件を解決する人であって、裁く人ではないはずなのだけれど。

  • 章はじめの、マコトの独白?が結構好き。クラシックの解説が段々詳しくなってる気がする。「水の中の目」は、実際の事件がモデルかな。終わりもあまりすっきりしない。「鉄十字」は、このシリーズにしては結末が甘い。ほっこり読めたけど。

  • それぞれのキャラクターが抜群に良い。ところどころ切なくて、感動し、スカッとする展開にあっという間に読了。

  • とにかく表題作が気に入ったもので♪

  • 続編。
    前作に引けを取らずあっという間に読んでしまった。

    相変わらずキャラクターの描き方がうまい。

    個人的には最後の「水の中の目」が一番よかった。
    ちょっと切なさもあり、スリルもありで。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    自分が誰なのか確認するために、まわりのすべてを数え続ける少年・ヒロキ。その笑顔は十歳にして一切の他者を拒絶していた!マコトは複雑に絡んだ誘拐事件に巻きこまれていくが…。池袋の街を疾走する若く、鋭く、危険な青春。爽快なリズム感あふれる新世代ストリートミステリー、絶好調第2弾。

    【キーワード】
    文庫・ドラマ化・ミステリー・青春

    【映像化情報】
    2000年4月14日ドラマ化
    出演:長瀬智也・加藤あい 他



    ++2+1

  • 『妖精の庭』男になった同級生サチの依頼で覗き部屋のストーカー排除。あっさり薄めなかんじ。
    『少年計数機』LD小学生ヒロキの家庭事情にひと皮脱ぐ話。誘拐事件を起こすダメ兄貴エリトへ、父の極道式制裁がくだされる前に兄弟の救済を依頼する女優母。Gボーイズ、ハッカー・ゼロワンも大活躍。ヒロキと友情を交わす最後の会話はマコトのあったかさがつまっていてすごくすき。シリーズのなかでも特にきにいっているはなし。
    『銀十字』羽沢組長の紹介で連続ひったくり事件の解決を依頼してきたのは七十代老人。喜代治と鉄の律儀なお礼参りと、犯人へ下す処遇が新鮮。結末は軍を抜いて甘い気がしたけど、次の章との兼ね合いでちょうどいいのかも。
    『水のなかの目』タイトルと、導入が秀逸。その割に、「やつ」との関係や結末は後味悪いというか・・・
    ヤクザから金を盗りGボーイズを襲撃する「大人のパーティー」潰し。パーティーの稼ぎを寄付する女子大生マドカと刑執行人の肉屋。3年前の「千早女子校生監禁事件」加害者アキラと、被害者の弟アツシ。被害がえぐくて主犯の思考も人間性も寒々しくてめずらしく全体的に胸糞悪いかんじ。舞踏派チームをボコられ、クラブを燃やされたキングの対応はさすがのクールだったけど、もっと冷徹に打ちのめして欲しいと思うくらいだった。

  • 銀十字がおもしろかった。

  • 石田衣良版「天切り松」だな。悪くない。シリーズの中でトップ3冊に入る面白さ。

  • ドラマでは放送されてない話も入っていて、楽しめた。
    スピード感あって読みやすい。
    マコトはイイヤツだ!

  • これも前に読んだものを再読。
    やっぱり面白いなぁ。
    
    とてもいろんな人が出てくるのがいいよね。
    雑多で。マコトの周りの人たちはみんなどっか可笑しいけど魅力的で。でもどっか可笑しいのが普通なんだなと思う。
    まともなんてどこで測るのだろうなぁと、このシリーズを読んでると思う。

    で、怖い人たちも出てくるんだよね。
    怖いというか、自分の理解の範疇に入らないような人たち。
    「水のなかの目」とか。人は静かに壊れることもあるんだなと思う。
    でもわかんないな、と思いながら、そういう人と自分だって隣り合っているのだろうなー

  • やはり面白い。石田衣良さんの才能は素晴らしいと思う。まるで宝石のようにキラキラと輝く言葉たち。その綺麗さとは裏腹にドロドロした人間の裏社会、グレーゾーンに潜む危なさを書いたストーリー。文体に激しく引き込まれた。自分の話し方さえ変わってしまうほどに。石田衣良さんの書いた本をAmazonで全巻揃えたいと思うようになった一冊。

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