- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167174071
感想・レビュー・書評
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経済や株式市場のカラクリ。投資やマーケットには興味津々でとても分かり易かった。投資家と労働者とヤクザとホームレスで成り立つ世の中。インサイダー取引、証券取引法違反…。
何も知らずに読んだのだけど、勝手に白戸少年がIWGP=長瀬智也のイメージが定着してしまい最後までぬぐえなかったのだけど「ビッグマネー!」というドラマで長瀬智也主演で放送されていたようで妙に納得。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【本の内容】
あの銀行を撃ち落とせ!
謎の老投資家が選んだ復讐のパートナーはフリーターの“おれ”だった。
マーケットのAtoZを叩きこまれた青年と老人のコンビが挑むのは、預金量第三位の大都市銀行。
知力の限りを尽くした「秋のディール」のゆくえは…。
新時代の経済クライムサスペンスにして、連続ドラマ化話題作。
[ 目次 ]
[ POP ]
ニート気味のパチプロ青年が老資産家に見込まれて株を覚え、ふたりは詐欺まがいの手法で儲けた銀行に一泡吹かせようとマネーゲームに乗り出す。
株価操作で銀行株を下落させ、売買の差額で利ざやを得るスピーディな展開は圧巻。
読めば、複雑な株式市場についての理解も進む!?
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
株式の知識があったほうが断然面白い。あたしは(知識が)全くないので、途中内容がよくわからないまま読み進めてしまうこともあった。ある人と運命的な出会い、未知の世界に案内され、中途半端なパチプロが億単位の株式を運用。うまく説明できないが、プリティーウーマン的なHappy Endと、彼の未来に幸あれと願わずにはいられない。
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2002年にフジ系列で放映されたTVドラマ「ビッグマネー」の原作となった小説。タイトルの「波」は株価のチャートのことで、株式市場で繰り広げられるクライムサスペンスなお話。実家の書棚より拝借して読了。
石田衣良さんは初だったのですが、イメージは「現代の若者を描く」的な軽い感じだったので、この内容はちょっと意外ですね。元々、こういう作品を書いている作家さんなのか、と思うくらい、すんなり読めたし、読みやすかったです。読みやすさは、きっと石田衣良さんの技量でしょう。
クライムサスペンスなので、自分では体験できない世界をハラハラしながら楽しめましたが、それ以上に、株式市場について読んでいるうちに理解してしまいました。経済や株式の取っ掛かりを、楽しく突破したい人にはかなりオススメできる小説です。「気になる銘柄の波を毎日追いかけてみようかな」と思うくらい。
冒頭やあとがきを拝借すると、この作品が「世界かまるで変わってしまう一冊」になる人もいるでしょうね。 -
面白い。一気に読める。
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何度か読み返した
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フリーター“オレ”と渋い老人が織り成す復讐劇。自分の知恵・力の全てでもって大手銀行から金をむしり取るつもりの老人に見出された一人のフリーター。入念に計画された「秋のディール」の行方はー・・・
テンポよくまた細かい描写で映像が浮かんできそうな物語。はすっぱというか、斜に構えた感じの若者と老成した悪どい爺の対比はやっぱり面白い。 -
主人公たちは本当にいいことをしたのでしょうか。