電子の星 池袋ウエストゲートパークIV (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174095

感想・レビュー・書評

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  • 今回の4編の中では、
    ワルツフォーベビーが1番好きだったかな?

    マコトのお節介?が目立つけど笑

    それでもそのおかげで、正しい真実が
    分かって、ハッピーになれたと思う。

    上野のギャングがアポロ
    夜を守るの川瀬繁も通称アポロ。
    繋がりはないよねー?笑

  • 表題の「電子の星」は、過激な描写が多く、重い内容なので気鬱になった。
    事件を通じて、テルが勇気ある立派な負け犬に成長したことだけが救いかな、、

  • いつもの池袋が舞台の短編が5本。

    ラーメンが題材であったり、アメ横だったり、SMクラブであったりと、幅広いねたを持っているこの作者。
    池袋がうんぬんというよりも、この作者がおそらく取材下であろう世の中をあらゆる側面から見せてくれる。

    さらに、まことが聞くクラシック音楽について、あとがきで作曲家が言及している内容も要チェック。

  • 電子の星が重すぎてそれ以外の話の感想を書く気にならない…IWGP史上1番重かった…そろそろ誠が死なないか心配になってくる

  • シリーズものなので話がサクサク進みすぎている感が少しあった。その分テンポが良く読みやすかったのでさっと読みたい人にオススメ。
    少しグロッキーな表現があったため要注意

  • 「東口ラーメンライン」は、Gボーイズのツインタワーが経営するラーメン店が、何者かによる嫌がらせの被害を受け、マコトが犯人をさがし出す話。

    「ワルツフォーベビー」は、五年前に息子を殺した犯人について調べてほしいという父親の依頼をマコトが引き受ける話。息子の南条利洋は、かつて上野のチーム「アポロ」のリーダーを務めていましたが、マコトが話を聞きに行くと、当時の仲間たちはことばを濁します。その後、利洋の妻であった晴海とその関係者から、利洋が仲間たちに向けていた顔と、意外な事実が判明していくことになります。

    「黒いフードの夜」は、ビルマ人の少年のサヤーの物語。彼の父親は、民主化運動にコミットしながらも、仲間を裏切ることになってしまい、そのために日本にいる現在でも息子のサヤーは苦しむことになります。

    「電子の星」は、過激なSM動画の撮影にかかわる物語で、かなり衝撃的な叙述を含んでいます。

  • このレベルの短編毎回作り続けられるのはすごいな。
    たぶん当時に読んでいたらもっと面白く読めたんだと思う。
    ミャンマーがいま政治闘争泥沼化しているだけに、少年娼夫の話は興味持てた。
    ラーメンラインの話はなんかあっさり終わってしまってあれれという感じあるけど、正直もうここまで読み進めてくると雰囲気楽しむ小説だからプロットには期待することなくていいかなという感じ。
    リアルを真横で見るこの感じはいいよね。今年の目標は最新巻に追いつくことです。

  • IWGPシリーズ第4弾。
    東口ラーメンライン 元Gボーイズのメンバーのラーメン戦争の話。
    ワルツ・フオー・ベビー タクシー運転手からの依頼で元上野グループのヘッドの死についての話。 
    黒いフードの夜 果物店にキズもののフルーツを貰いに来る、体を売るビルマ人の少年の話。
    電子の星 グロくてヤバイ人体破損ショーの話。

  • 今回は特にマコトが書いているコラム風な印象を受けました。一作目と比べたら短編集みたいなのでちょっとがつんって威力はなくなっているように感じました。
    でも、なんていうかマコトがちょっとづつ成長しているんだなと伝わってくる内容。登場人物もおなじみのキャラもいれば、新キャラもいるし、でも以前みたいにむちゃくちゃなことをしでかす事件ではなくて、どこかしんみりとしたバカ騒ぎの後のちょっとした静けさの中の出来事みたいに感じました。

    それが良いのか悪いのか。どっちだろう? 私は嫌いではないです。こういう時間もあるからこそ、マコトって人物が生きているようにも感じます。

    • SSSさん
      どこかしんみりとしたバカ騒ぎの後のちょっとした静けさの中の出来事みたいに感じました。

      →この表現、なんかわかります。^^
      どこかしんみりとしたバカ騒ぎの後のちょっとした静けさの中の出来事みたいに感じました。

      →この表現、なんかわかります。^^
      2010/02/20
  • IWGPシリーズ初読破でした。特急に乗ってる3時間があっという間なくらい読み入りました。

    最初の「東口ラーメンライン」には感動しました。思わず涙が出そうに…。話の中身自体は少しありきたりなのかなぁ、なんて思ったけどやっぱり所々にある言葉の表現の仕方にはすごい、の一言でした。

著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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