ドラゴン・ティアーズ 龍涙―池袋ウエストゲートパーク〈9〉 (文春文庫)

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著者 : 石田衣良
  • 文藝春秋 (2011年9月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174200

ドラゴン・ティアーズ 龍涙―池袋ウエストゲートパーク〈9〉 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 社会問題を題材に、池袋の若者の今を描くシリーズも9作目。

    格差社会の下半分で必死に生きている人々に訪れる不幸な事件の数々。どの物語も、弱者が弱者から奪う構図になっている。
    石田衣良は底辺であがく人々に焦点を当てて、彼らの再起を暖かく見つめる。その視点こそがこんなにファンを獲得できる所以なのだろう。
    ただ甘く優しい文章だけでなく、時に硬質な語り口になり、僕たち読者を凍りつかせるのだ。これらの問題が無くならない限り、マコトもタカシも走り続けるのだろう。

    実はこの作品を読んでいる時に、次巻で終了であることを知ってびっくりしていたのだが、それも一時的なものらしく、すでに第二次シリーズが開始されていることを知って、ほっとした。

    物語はいつもの4編の構成。最終話にじんときた。
    中国から二本の工場に送られてくる研修生を救う話。
    中国のことを知っているようで、ほとんど知らなかったんだなあ。

  • 石田衣良さんの作品の中では未だにIWGPシリーズが一番しっくりくる。

    石田衣良節というのか癖が、マコトの語りに一番合っているからか。

    続巻が出ているとは知らず、未読だった分をまとめ読み。

    美容系キャッチセールス、出会い喫茶、中国人の違法就労。

    それにしてもキングがキャッチとはね…
    私の中では未だに窪塚さんなんだけど…

    中国人の違法就労、シビアで難しいな〜と思ったけど、マコトのおふくろさんがあっぱれすぎた。
    なかなかできる決断じゃないよ。

  • 最後のドラゴンティアーズが意外な結末だったけど心温まった。久しぶりに好きと思えた良い話。

  • 今回はマコトがあんまり何もしてないような印象を持った。なんか真っ当なことしか言わないし。マコトも年取ったということかな。

  • おもしろいし題材は新鮮なんだけど、シリーズの始めの方に比べると、スピード感がない。
    今回はあんまりマコトの知恵を絞るかんじがなくて、案内人ぽくなってる気がした。

    マコトも歳をとったのかな。
    ガキというカテゴリにはもう入らないしね。

    そこが残念。

  • IWGPシリーズ積読していたもの一気読み。安定の面白さ。残りプライドも続けて読みます。

  • 面白かった

  • 時給300円弱。
    茨城の“奴隷工場”から19歳の中国人少女が脱走した。
    彼女が戻らないと、250人の研修生は全員が強制送還される。
    タイムリミットは1週間。
    捜索を依頼されたマコトは、チャイナタウンの裏組織“東龍”に近づく。
    彼女の事情を知り、板ばさみになり悩むマコト。
    万策つきた時、マコトの母が考えた秘策とは。

  • 2016 8 10

  • シリーズ9作目。段々と角が取れて丸くなっている感じです。平たく言えば私の苦手な暴力描写が少なくなっている気がします。それが良いのか悪いのかは人それぞれでしょうけれど、私は読みやすくて安心します。
     さて、今回も社会問題満載でした。そしてその被害者はやはり弱者で、これらの話が書かれてから数年経っているけれど、未だ過去の話になっていない現実を思うと、やりきれなくなります・・。
    どの話も考えさせられましたが一番は表題作『ドラゴン・ティアーズ』です。登場人物の言葉に自分が知らなかった現実を思い知らされました。
    “フェアトレード”という言葉が頭の中でグルグルと回っていました。でも 同じものなら安いものを手に取ってしまうのだろうなぁ、その裏に沢山の涙があるかもしれないのに……。

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ドラゴン・ティアーズ 龍涙―池袋ウエストゲートパーク〈9〉 (文春文庫)の作品紹介

時給300円弱。茨城の"奴隷工場"から19歳の中国人少女が脱走した。彼女が戻らないと、250人の研修生は全員が強制送還される。タイムリミットは1週間。捜索を依頼されたマコトは、チャイナタウンの裏組織"東龍"に近づく。彼女の事情を知り、板ばさみになり悩むマコト。万策つきた時、マコトの母が考えた秘策とは。

ドラゴン・ティアーズ 龍涙―池袋ウエストゲートパーク〈9〉 (文春文庫)のKindle版

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