ケーキの丸かじり (文春文庫 し 6-54)

  • 文藝春秋
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167177546

感想・レビュー・書評

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  • 偏愛するシリーズでまたコツコツ集めています。いつでも買えると思っていたら絶版で、市場に溢れていると思ったら消えているなんて本が沢山あるので、大事なメモリアルとしてとっておこうかなと思っています。はっきり言ってどれがどうしたなんて事を語る本ではありません。サッポロ一番を食べた数を覚えていないのと同じで、東海林さだおさんの本は無意識に手に持っている物なので有ります。さあまた買いに行こう!!

  • 東海林さだおさんのエッセイは初読みでしたが、ページをめくる度に大笑いできて期待以上に楽しめました。コミカル&リズミカルな文体が親しみやすかったです。かっぱえびせんを一口で何本詰め込めるか?ご飯茶碗一杯のご飯の量は何口分か?など、奇抜な好奇心と探求心に満ち溢れていて、それが決してお下品でなくうっかり可愛いとすら思えてしまう。(笑)これが東海林さだおさんの個性なんでしょうね。また別のエッセイも読みたいです。

  • ヤバい〜としかレポート出来ない最近の芸能人は、こう言う書物を参考にしたら良いのに。美味しそうすぎて、ダイエットに支障があるので完読ならず。

  • 冷や奴を食べるとき、箸を垂直に立てて切り口が崩れないで、なるべく真四角に切れるよう祈る。焼き餃子は焦げ目の良し悪しが大切で、盛りつけは本来見せるべきでない底をわざわざ上にする。大衆食堂のラーメンは、うまいとかまずいとか誰も言わなかった時代の、これ以上の味はありません、というきっぱりと自信に満ちた懐かしい味だ。パンにバターを塗るときは生活感を感じるが、ジャムの場合は生活のために塗ってんじゃないもんねー、楽しんでやってんだもんねーと遊んでいるようなところがある。おっしゃるとおーりです。

  • やってみたいけどやったことがなかったこと。雪でかき氷!ショージさんはすでにやっていてさすがです。この間の大雪の日に試してみれば良かった。シロップはみぞれがもっともあうとのこと。ふりはじめの雪はほこりっぽい味がするので、十分ふったあとの雪をいただく方が良いそうです。

  • この本に収められている「えびせん大実験」を不幸にも電車の中で読んでいました。
    バカバカしい実験に真剣に取り組む東海林先生の姿を想像したら、その姿にニヤニヤが止まりませんでした。
    先生の実験シリーズは数あれど、いろんな点で群を抜いています。
    丸かじりシリーズの中でも一番好きな一編です。

  • 丸かじりシリーズ。寝る前に2〜3編読むのが丁度良い。解説は雨宮塔子

  • 私が初めて購入した丸かじりシリーズであり、初めて東海林さんを知ったエッセーです。
    一番最初に収録されている『えびせん大実験』に衝撃をうけました。
    体当たりで、しかもお馬鹿な姿勢でレビューするとは。あごが壊れてしまう。
    東海林さんは食べた感想を書くとき、ひねりにひねってまわりくどく説明した文章ではなく簡潔で、とても「うんうん、そうだそうだ、そんな感じ」と共感できますね。

    表紙のイラストが可愛いらしいのも魅力です。

  • ケーキを前にした絵がいい!!!
    笑った。笑った。
    しかもサンタさんや
    おうちに対するあの思い。
    ああ・・・・!!!
    もう東海林さんが好き。

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著者プロフィール

東海林さだお=1937年東京生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学文学部露文科中退。早大漫画研究会草創期のメンバー。文藝春秋漫画賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、日本漫画家協会賞大賞を受賞。漫画に『新漫画文学全集』『ショージ君』など、長期連載のエッセイに「男の分別学」「あれも食いたいこれも食いたい」など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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