誰だってズルしたい! (文春文庫 し 6-66)

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 102
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167177669

感想・レビュー・書評

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  • 思わずクスッと笑える内容ばかりで 良かったです。

    ズルという心理を上手くまとめてるので 同じ状況になっても 冷静になれそうでした。

    観光地の所なんかは ここまで書いても いいのぉ~?
    って 思いつつ そうそう!
    「 観光地 ~ 本物かどうか疑わしくて 値段が高くて そして 旨くない。これが名物の三原則だ。
    そうではあるが 観光地の名物は必ず賞味してみるのが正道なのだ。」
    このような ユーモアたっぷりの 文章は 読む薬じゃないけど 良いですね~

  • ズルというのも色々ありますが、東海林君の事なのでセセコマしくて最高に楽しいです。

  • 市ヶ谷の釣り堀のしくみが分かりました。何度もJR市ヶ谷駅のホームから見ているけど、いまだ行ったことがありません。

  • -

  • ふっと頭休め。フーセンガムの話は、笑った。ガムを噛む事は野球では、公式なのに、その他のばしょでは、付近人、、、まったくだ笑

  •  実はこのシリーズはじめて読む。何度も声を出して笑ってしまった。本当におもしろい。

     なんだろうな、感性が若々しいのかな。それですましたらおしまいか。
     作者の心の中にあるルールがあって、それに世の中のことを無理矢理当てはめていくからおもしろいんじゃないかって気がする。あるいはルールを無理矢理作ろうとしているところが。前者の代表が、江ノ島へ観光に行く話だし、後者の代表がタイトルにもなっている「する」の話だろう。

     それにしても、こんなに楽しいエッセイを書く作者さんは、昭和16年生まれである。すごいです。
    2007/3/29

  • 「誰だってズルしたい!」3

    著者 東海林さだお
    出版 文春文庫

    p204より引用
    “最後の晩餐は次第に在庫一掃の様相を呈してくるのであった。”

    マンガ家でありエッセイストである著者による、
    雑誌連載された「男の分別学」というエッセイを、
    改題しまとめた一冊。
    日常生活のあれこれについて、
    楽しく書かれています。

    上記の引用は、
    「地球滅亡の前夜に「最後の晩餐」」と題された章の、
    締めくくりの一文。
    作者の物を大切にする精神が、
    よく表されているように思います。
    同じ著者の食に関するシリーズではないのに、
    結局食に関する所に注目してしまう私は、
    ひどく食いしん坊なんだなと苦笑してしまいました。

    ーーーーー

  • 図書館

  • 080529(a 080623)

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著者プロフィール

東海林さだお=1937年東京生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学文学部露文科中退。早大漫画研究会草創期のメンバー。文藝春秋漫画賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、日本漫画家協会賞大賞を受賞。漫画に『新漫画文学全集』『ショージ君』など、長期連載のエッセイに「男の分別学」「あれも食いたいこれも食いたい」など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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