おでんの丸かじり (文春文庫 し 6-70)

  • 文藝春秋
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167177706

感想・レビュー・書評

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  • テーブルわきで食材を釣り上げながら、食事をするざうおが登場します。羽田から博多行きのビデオでもざうおの紹介を番組を見ましたので、主要都市で流行っている飲食スタイルのようですね。

  • 口調といいイラストといい、
    おちゃめでばからしくてとても笑える、健康に良さそうな作品。笑
    と同時に、着眼点のするどさには感心させられました。

  • 落雁ではじめるところがすごいな。(^^;
    今回一番食べたかったのはカミカツ、次点でチキンラーメンってな感じでした。

  • 2009年刊(週刊朝日初出2003~04年)。丸かじりシリーズ№24。

     「週刊朝日」長期連載のグルメ・エッセイで、叙述はA~C級まで広範囲。
     面白く、見事な着眼点と感じるのも多い。例えば、駝鳥料理、馬肉の焼肉料理がそれ。あるいは、チキンラーメン今昔物語はなかなか。

     ただ、一方、着眼点の良さは、一方で踏み込み不足を感じさせることにつながる。週刊誌連載ゆえに止むを得ない面はあるが、
     例えば「稲荷寿しのお揚げさんを米を入れる袋に見立てた人は秀逸」との卓越した着眼を示しながら、その人物探索に更なるメスを入れた叙述は伺えない。あるいは、関東風すき焼きの料理法で牛肉を魚介類に変えただけという「魚ちり」を紹介しつつ、その淵源が皆無。静岡風おでんは関東煮とも関西風おでんとも一線を画するが、その由来なども触れない。
     何とも惜しいところである。

  • 安定の面白さ。タンメンを食べようと睾丸を除く臓器が準備をしていたらカレーになってしまって、そこで緊急にカレーへの対応を見せてくれた臓器たちだが、実際はイメージしていたカレーとは似つかぬものが出てきて、睾丸を除く臓器たちに申し訳ない、というくだりが白眉。

  • 駝鳥、山羊、馬、鯨・・・ああ、食べたいっっ!!!
    お粥の立ち食い、葱料理、エリンギ、キヌサヤ、とろ玉のドローリ・・・うううっ、食べたいよ~~~っっ!!!
    八重洲のカミカツ・・・この間、見たんだよね~、通りすがりに・・・今度、連れて行ってもらおう、きっと、きっと、きっと!!!

  • 3/20/11図書館(3回目くらい)

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  • あー面白い。さいっこー。
    と思ったら、解説が絲山さん。やっぱなあ。

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著者プロフィール

東海林さだお=1937年東京生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学文学部露文科中退。早大漫画研究会草創期のメンバー。文藝春秋漫画賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、日本漫画家協会賞大賞を受賞。漫画に『新漫画文学全集』『ショージ君』など、長期連載のエッセイに「男の分別学」「あれも食いたいこれも食いたい」など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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