原始人 (文春文庫)

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著者 : 筒井康隆
  • 文藝春秋 (1990年9月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167181079

原始人 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『原始人』『読者罵倒』、この二つは面白かったが、その他は基本的に難解すぎる。よくわからんから、もう止めようとした時にタイミングよく出てきたのが、『読者罵倒』。
    しっかり著者に叱られてしまったが、わからんものはわからん…

  • 電子ブックで読んでみた。別に大丈夫。実験的な作品は、ドキッとするような良い所がたまにある。でもやっぱ体力不足かなあ。実験的なもの書くには宅力が必要とか、そういうことってあんまり考えたことなかったけど、たぶん、コーヒーとか、クスリとかじゃなくて、ジョギングとかが必要なんだねえ。

  • あまり印象に残る話はなかった。星新一ほど読みやすくはなく、爽快感もない。実験小説的な印象をうけた。他の短編を読んでおきたい。

  • 2011.11.24(木)¥73。
    2012.2.5(日)。

  • 筒井康孝の小説を全部読んだわけではないが、『原始人』は最高傑作だと(勝手に)思っている。


    「すべてわれらと何ら変わることなし。」


    いや全くその通りだと思う。

  • たぶん読んだような気がするけれど、少々、自信なし。

  • ◎「原始人」「怒るな」「読者罵倒」

    以下引用。

     突然、彼の意識は途絶えた。数十万年経った現在も、彼の意識はまだ途絶えたままだ。つまり彼は死んだのであるが、彼は自分が死んだということにも気づかぬまま死んだのだった。当然、彼の持っている魚を奪うために彼を背後から襲ってその後頭部を棍棒で一撃して彼を殺したのがあの若い男であることも彼は知らぬままだ。彼は無明の闇から生まれ出てきて無明の中に行き、ふたたび無明の闇の中へ去っていった。すべてわれらと何ら変ることなし。(「原始人」p.23)

    手前ら青蛙の青大将の青二才の青虫の青息吐息の青瓢箪の青黴の青道心の青侍の青蠅の悪臭の悪趣味の悪疫の悪血のあこぎであざとくて浅墓な浅ましいアザラシの足の裏め。(「読者罵倒」p.140)

  • なんだか新潮の作風と違った感じがした。

  •  一発目の表題作から面白い。水水水のくだりはさすがだなあ。字面のインパクトに笑えてくる。
     全体として、筒井作品として想像される中でも、文学傾向の強い作品が多く、文体もあの独特の息の長い文体が駆使された作品が多い。「他者と饒舌」は名編だなあ。淡々としているように装うことで言語内部の爆発が抑圧されかえって強力な形で表出してくるカタルシスを味わえる、そういう筒井康隆が好きな向きには絶好の短編集と言えるのではないでしょうか。個人的には「家具」が凄く好き。

  • 「原始人」「アノミー都市」「家具」「おもての行列なんじゃいな」「怒るな」「他者と饒舌」「抑止力としての十二使徒」「読者罵倒」「不良世界の神話」「おれは裸だ」「諸家寸話」「筒井康隆のつくり方」「屋根」

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原始人 (文春文庫)の作品紹介

男は"獣欲"を満たすために棍棒を振るって女を犯し、"食欲"を満たすために男の食物を強奪して殺す…。"弱肉強食"時代の人類の始祖・原始人の欲望むき出しの日常を描いた衝撃作はじめ、「アノミー都市」「怒るな」「読者罵倒」「おれは裸だ」「筒井康隆のつくり方」など、元気の出る小説13篇を贈る。

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