子麻呂が奔る (文春文庫 く 1-38)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167182380

感想・レビュー・書評

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  • [2013.03.21]

  • ~裏表紙より~

    雪女のように謎めいたゆきずりの女との激しい恋。
    だが、その女の正体は!?

    獣婚を装った殺人事件の背景には!?

    精力絶倫になる秘薬で死者が!

    廏戸皇太子(聖徳太子)に命ぜられ、
    斑鳩の里の難事件を次々と解決していく官人
    調首子麻呂の活躍を描く古代ロマン・エンタテイメントの傑作。


    ~感想~

    最初の雪女の話で、痰を舐めたいってとこで引いた。。。
    この最初の話はさすがの俺もゲス過ぎて、どうなん…って感じ。

    やっぱ前作の方が面白かったかな。

    このシリーズはまだまだ続きそうな雰囲気やったけど、
    作者が死んでしまったので、少し残念…(´Д`;)


    おしまい。

  •  2009年12月16日購入

  • 聖徳太子の頃の時代小説。
    聖徳太子の片腕である,秦河勝に仕える調首子麻呂の捕物帳。
    そこに恋愛を絡めながら時代描写を黒岩調に記す。

  • 『斑鳩宮始末記』の続編。

    今回も不可思議な事件多発。
    おまけに子麻呂の恋物語まで(笑)
    いつも黒岩作品を読んで思うのだが、
    行ったことも見たこともない景色が読んでいると自然と頭に浮かぶ。
    主人公たちが通るだけの風景を何気に、
    そして意図的に書かれているからだろうか。
    なんていうのかな。。。胸が熱くなるっての?(笑)
    ふと主人公が立ち寄った海の風景、
    田んぼの風景が物語を更に濃くしている気がする。

  • 聖徳太子に仕えて斑鳩の犯罪を取り締まる子麻呂の物語。骨太な連作短編の時代ミステリー。剛直な文体と、生き生きと描かれる当時の生活ぶりが楽しい。

  • 聖徳太子の周りで。
    こちらは1000年以上前なんだけど、現代の話にも通じる。

  • 格好良すぎないから、リアリティがある。

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著者プロフィール

1924-2003年。大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。在学中に学徒動員で満洲に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。日本へ帰国後、様々な職業を転々としたあと、59年に「近代説話」の同人となる。60年に『背徳のメス』で直木賞を受賞、金や権力に捉われた人間を描く社会派作家として活躍する。また古代史への関心も深く、80年には歴史小説の『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。84年からは直木賞の選考委員も務めた。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞受賞。他の著書に『飛田ホテル』(ちくま文庫)。

「2018年 『西成山王ホテル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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