独学のすすめ (文春文庫 か 3-1)

著者 : 加藤秀俊

• 文藝春秋 (1978年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[sazukaさんの感想 · 2012年2月6日]

読書は他人の経験を共有する貴重な機会であると同時に、いくら本を読んだところで、知ることの出来ることなんか知れていると。

それは、「もっと頑張れ、でもいくら頑張ってもお前には限度があるぞ、それでも頑張れ」といわれているようで、めげたらいいのか、奮い立ったらいいのか。

解けないテスト問題があれば、それは解けない、と回答出来るようになる、そういう頭をつくるために、主体的に学び続けろ、というメッセージ。とてもよい。

著者プロフィール

加藤秀俊（かとう・ひでとし）　1930年東京生まれ。社会学博士。一橋大学（旧制）卒業。京都大学人文科学研究所助手、同教育学部助教授、学習院大学教授、放送大学教授、国立メディア開発センター所長、日本育英会会長などを歴任。現在、中部大学学術顧問、世界科学芸術アカデミー会員。 著書に、『加藤秀俊著作集』全12巻、『メディアの発生』『メディアの展開』（中央公論新社）など多数。

「2016年 『加藤秀俊社会学選集　下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」