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みんなの感想・レビュー・書評
私の小林一茶の知識は、江戸時代の、身近なものを題材とした飄々とした俳句を作る人、というだけのもの。勝手に明るい、能天気な人だというイメージを持っていましたが、まったく違いましたね・・・。
俳諧人として、というより、世俗的な成功がどうしてもできない不器用な一人の人間のお話としておもしろい、というか迫るものがありました。
夢、名誉、遺産、女・・・・・・どれもこれも人を惑わすものばかり。人によっては、これに描かれている彼の生き様が醜すぎて堪えられないと感じるかもしれないですが、同じ人として、同情を禁じえないです。
最近、藤沢周平氏の歴史小説にハマリつつあります。その文体と、描かれる俗な人物像に血が通っていると感じられるところが魅力です。
一茶に対する予備知識なしで読み始めたため、一茶の意外な人生に驚きを感じた。
彼のような俳人が当時どういう立場にあったのか、彼は何に悩んで生きていたのかを藤沢周平の筆をもって語られている。
藤沢作品にしては娯楽性に低い作品かもしれないが、その時代を映し出した秀作だと思う。
これまで私は小林一茶と言えば、雀の子・・・、素朴な作風の俳諧師という認識でしたが・・・。生涯二万句は並みの力ではない。俗も俗で捻れに捻れた一茶の魅力と人間性に藤沢周平が挑んだ秀作。
2011.5.24 津田さんより 小林一茶と良寛 が自分の中で一緒になっていた。 財産、安定した暮らしへの執着力と ほのぼのとした一茶の俳句とのギャップがすごい。
一茶の、事実を基にした小説。
時代小説的なものはちょっと苦手だけど
ある程度一茶周辺の人のこととか知ってたら
ふむふむと面白く読める。
結構俗物的な人なのだな。
一茶は動物を詠んだものしか知らなかったので、飄々とした朗らかな印象を抱いていたが、こんなに人間くさい人だとは意外。
借りた本なので、途中まで藤沢周平だと気付かずに読んでいたくらい、藤沢っぽくない感じ。
一茶の俳句とともに紹介される成美(せいび)の句もおもしろかった。
俳聖 一茶。
事実をベースにした小説です。筆者の想像力でのストーリー。
しかしおそらくこの俗物感は事実だったのだろうと思えるだけの背景はみえるように思います。
反骨精神は大事ですね。。
自分には足りないものだけど、、、もはやつきようもないけど大事だなと。
途中ちょっとあきて中断してしまったので☆3つ。
Oct 2010
俳諧師というと高潔なイメージがあるけれど、そうではないのが小林一茶という人。同郷です。この人の生き方って本当に平凡で、どこにでもありそう。しかもニート。だけどニートだって頭を働かせていないわけじゃない。脚色はない(本当のところは知らないけれど)ありのままの一茶はここにいる…かも。
小林一茶には、最初興味がなかったのだが、考えてみれば、彼が小説の題材になるのは珍しいかと思って、読み始めた。
藤沢周平の作品もあまり読んだことがなかったが、一見風流人である一茶の内面の複雑さに、意外にも引き込まれる。
入手困難だった作品が新装版で出たので、有難く購入しました^^ 字が大きくなるのは不満なのですが、藤沢作品だと単価はさほど高くならないですしね。 で、私は俳句は結構好きなのですが、一茶には余り興味はなかったのですね。教科書に載っているようなほのぼのした句のイメージしかなかったせいもあって。晩年に歳の離れた若い妻と房事に耽ったというような話は聞いていましたが、まぁ、別にそれくらい普通じゃんと思ってい... 続きを読む »

おもしろかった・・・・
一茶といえば
やれ打つな蠅が手を摺り足をする
という変わった俳句が印象に残る俳人
そんな知識しかなく読み始めた『一茶』
苦労をしてその苦労が皮肉れ屋という形になり
...





