銀の館(上) (文春文庫 な 2-13)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167200138

作品紹介・あらすじ

室町後期、将軍足利義政の室として、その権勢をほしいままにした日野富子。しかしその実像は意外なものであった。富子と当時の庶民の姿を生き生きと描く長篇。(尾崎秀樹)

感想・レビュー・書評

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  • 足利義政の妻、日野富子の生涯。好奇心いっぱいの娘だった富子は、将軍家に嫁ぎ何ごとにも意欲を持たず我が子の行く末にすら無頓智な夫にかわって、いつしか幕府の財政をあずかるまでになる。形式や前例にしばられ夫婦や親子の間ですら距離を感じる富子と対照的に河原に、自由にたくましく生きる庶民のゆうかと蘭之介の暮らしが描かれている。
    義政が情熱を傾けた東山銀閣はこういう時代に作られ、こういう背景があったのだと知って行くといいかもしれない。

  • 混沌としていた室町時代末期、悪女と言われた日野富子の実像に迫る。由緒ある日野家の姫と賀茂の河原でたくましく生き抜いていくゆうかとの人生を対照的に描く事で、この時代の面白さ、日野富子のしたたかさをうまく表現している。

  • 高校生のときに読みました。試験勉強もそっちのけで読みふけったのを今でも憶えています。学校の図書室に新着図書として見つけたのですが、誰も借りてなかった―笑
    今から思えば、高校生には少し難解な歴史小説であったかもしれませんね。私は当時から歴史が大好きだったので、むしろ、こういう本格的な歴史小説に出逢えて嬉しかったです。

    誰も借りてないので、図書館の本だけど、ピカピカの真新しい本は折り目もシワもなく、とても気持ちが良かったです。上下巻ともにあっという間に読み切りました。

  • 2015/06/02完讀
    ★★★☆
    故事分為兩條支線,一條為日野富子嫁給足利義政之主線,另一條為ゆうか和蘭之介的支線。

    蘭之介先參加奪回赤松家復興大作戰,欲奪回被南朝搶走的神璽並殺掉北山御所自天王等,輾轉後來又被ゆうか(改當槍店老闆娘)介紹進入正磨刀霍霍備戰中的細川家工作。

    主線的日野富子,身為一貫與足利聯姻的日野家出身,兄長日野勝光也想藉她達成目的。但丈夫義政是個溫柔但是情緒不會波動、只是不段照人安排、沒有個性無色無味的人,當時的貴人就是被教育成什麼事都不做、不想也不會有罪惡感,對任何變化都不會有反應,只是一味活著,呼吸而已,能活下去、生嗣子就是他的工作。富子身為一個性情激烈的女子,想引起丈夫的任何情緒波動總是失敗,甚至連乳母お今被陰謀作掉也沒有任何情緒。富子經歷第一個女兒夭折(這裡有提到當時的人對死亡並不陌生,對對手的死,頂多就是罪滅ぼし的概念,念念經,並不會有太多罪惡感),兄長背後策劃下把第一個對手お今作掉之後,接連仍只生兩個女兒。原本已經放棄生女兒,此時聽說侍女茶阿懷孕晴天霹靂。一直以來的智囊蔭涼軒季瓊真(蕊+木)建議讓義政讓位,讓其弟、已出家的義尋(更名為義視)繼任,讓義尋娶富子妹良子,繼續鞏固日野家的政權,於是陰謀開始推動,義政(足利將軍每代都有大興土木蓋自己建築的習慣,他唯一的熱情就是建築)也只是淡淡地答應,並且寫了誓書同意將來兒子一出生就讓他出家,而義視還俗、元服、娶妻並搬入今出川御所之後茶阿生出兒子。大名皆來慶賀,義政竟就開始絕口不提讓小孩出家一事。後來沒想到這一年,也就是結婚第十一年,富子終於產下兒子(當時上流社會女人不自己養小孩,會指定產所交給其他家族養。自己養小孩是低下階層的象徵),勢力地圖又將為之一變。
    在此之前,曾發生畠山家繼位的爭議,持國庶子義就和甥政長pk,義就方有赤入道、兵強力壯的山名宗全相挺;政長有宗全的女婿、絕對徹底現實主義(沒有利可圖或者勝算,絕對不會貿然行動的靈活現實主義者)細川勝元在背後。山名因為之前赤松弒將軍義教事件,吞掉被廢的赤松家領地;勝元在後面與蔭涼軒連成一氣,暗自支持赤松政則的復興,就和山名有些不睦。而畠山家後來由政長勝出,但在其領地仍大小戰爭不斷。就在此時,另一管領斯波家(相當總理大臣,當時由斯波、細川、畠山三家輪流擔任)的現當主義廉,被對手義敏聯合掌握幕政的伊勢貞親和蔭涼軒追放。義視相當同情義廉(自我投射),以他認真的個性就要介入這個紛爭,富子趁機打出絕招,要求義政寫義絕狀,把義視趁機轟出去。義廉的背後有山名撐腰,義敏則是大內氏撐腰,此時山名、大內、細川三家都在各自備戰準備武器(ゆうか家因此大賺),此時義視衝進後見人細川勝元館,細川見機再次出手,這次和岳父聯手要求義政清君側,伊勢貞親和蔭涼軒便與義敏一同逃走了,義廉再度復權。

    ※勸進申能

  • 応仁の乱のドロドロ陰謀後継者争い小説。将軍義政の正室:日野富子と浮浪人:蘭之介を主人公にして、内側と外側の行き来するようにして複雑な相続問題を描く。

     司馬遼太郎が「火星人の眼と地人の眼が大事」的なことを言っていたのを思い出した。歴史を宇宙人の目線から俯瞰すること、当時の庶民の目線から白い目で見ること、こういう視点で見ないと、下手したら歴史改変しかねないからね。
     この作品は、相続問題の渦中にいるけれど女ということで一定の距離を置いている日野富子の客観的な目線、浮浪人だけれど神璽奪回や今子の暗殺に関わる羽目になった蘭之介の客観的な目線、で語るところがキモであると思った。


     登場人物をメモする紙を準備して読み始めましょう。

    ______
    p21 苛政の足利義教
     6代将軍足利義教は歴代の弱腰将軍に比べて精力的に活動する専制君主だった。武士の貴族化が甚だしい室町幕府では珍しい。あまりにやりすぎて、赤松満祐に殺されてしまった。暗殺ではない、自宅に招いてサクッと殺ってしまった。

    p47 日野氏の複雑さ
     日野氏には、後醍醐天皇の側近として非業の死を遂げた(正中の変)、日野俊基、日野資朝もいる。足利尊氏の黒幕である僧:賢俊も日野氏である。

    p55 変事はなかったことにするのが作法
     貴族化が進んだ室町幕府では、すべてにおいて慣例が優先された保守的な世界であった。富子と義政の初夜に賊が紛れたのに、「そういう時は何もなかったようにふるまうのが正しい」と富子は諌められた。変事はあってはならないこと、その存在を認めてしまえば不吉なので、なかったことにするのが正解。本当に貴族的発想ww

    p57 死なぬよう死なぬよう生かされる
     8代将軍義政は、非業の死を遂げた義教、それを9歳と幼く継ぐも一年で早世した義勝、の後を継いで8歳で将軍に持ち上げられた。悪い流れを断つよう、死なぬよう死なぬよう大事に生かされた。

    p66  お今の周りの女官ばかり身ごもる
     義政の乳母:お今は義政に寵愛され、政治的にも強い力を持った。お今は自分の権力をさらに強めるためにも、自分の手のかかった女官を義政の側女にして侍らせた。お今は別の女房が男の子を産んでしゃしゃり出ないよう、薬湯係などにも手をまわしていたに違いない。

    p69 お今vs大方様(日野重子)
     幕府の奥では、生母の大方様と乳母のお今の女の闘いが繰り広げられた。

    p72 三魔
     烏丸資任、有馬持家、お今の「ま」がつく将軍義政側近の魔物。お今ww

    p110 ゆうかがすごい
     蘭之介に振られた腹いせに、蘭之介が加わっていた神璽奪還の計画を、中村宗通をたらしこんで敵に寝返らせ、台無しにした。美人局!

    p115 保健の先生、黒女
     古代以来、権力者の女は一番になるためあらゆる技術を教え込まれた。あんなことや❤こんなこと❤そんなことまで!?
     それを教える先生がちゃんといたんだな。

    p124 胡萩局の妊娠はお今にも痛手のはず
     赤松貞村の娘で山名氏を後ろ盾にした胡萩が義政の子を妊娠した。自分の手のかかっていない女官の子供が男の子だったら…きっとお今も不安のはず、と富子は思っていたが…涼しい顔をしている。不自然だと訝った。

    p130 お今の余裕の分け
     富子はお今の不思議を解決するため、黒衣の秘書官、蔭涼軒の禅僧:季瓊(きけい)にたずねた。
     お今は若くして乳母になった。義政が成人してもその容姿は美しく、逆に熟れた淫靡さをもっていた。
     そうすれば、たとえ乳母と将軍とはいえ、男と女、起きるべきことは、当然のごとく起き、誰よりも密接な間柄になる。その絆は切れることもない。
     乳母は養い君の子を産むことはご法度である。しかし、すでに離れられないような関係を作っている今、胡萩だろうが富子だろうが、怖いものはないのである。

     お前が一番怖い。

    p185 妊娠中の女心
     富子は初めての妊娠で、自分は男の子を産む者だと自己暗示のように思い込んでいた。それ故に、あらゆるプレッシャーを通り越して自身のようなものが生まれていた。妊娠中の女はこういった出産への期待に、押しつぶされる者と、逆にその気になって強気になっていく二つに分かれる。

    p193 呪術は信用されていない
     現代人は昔の人間は誰もが呪詛や妖術を信じ切っていたと過信しているが、実際はそうではない。本心で信じているものは滅多にいない。狂信者くらいである。
     ではなぜ呪術がでてくるのか。信じていようがいまいが、利用できるから然もあるように扱われていたのである。「呪術のせいで失敗した!責任とれ!」とか「我が神通力で苦境を打開できた!褒賞をよこせ!」とかね。
     呪術・妖術は信用されていたのではない。利用されていたのである。だから、長く残っていたのである。

    p207 応仁の乱スタート
     火をつけたのは畠山家の家督争い。

    p214 辞任は留任の保障行為
     当時、役職に固執したい時、あえて将軍に辞任を申し出る。すると「いや、もう少しやってみてはどうだ?」となる。この一声をもらったら、役職を当分のあいだ留任できる権利を得たことになる。そういう謀が普通だったすごい世の中。マキャヴェリズム

    p221 賢い富子
     富子も奥での生活が長くなり、悪い方向に頭が働くようになった。お今側の茶阿に男の子が生まれた。世継ぎ争いで敗れたと思った。茶阿に世継ぎを奪われるくらいなら、自分の旦那を廃位して、義政の弟の義尋(のちに義視)を将軍にして富子の妹を輿入れさせ、日野家の血族を将軍家に残そうと考えた。悪い。
     義政も政治にあまり興味がなく将軍職に辟易していたようだったので、季瓊の手も借りて政治工作に乗り出した。成功した。
     
    p228 策士溺れる
     富子、懐妊。せっかく万事手配したのに…

    p236 生まれた子は他家へ
     平安朝以来、上流家庭の女は生まれた子を自分の手では育てない。有力な家来の家に預けられて、互いに縁を強く結ぶ。将来の将軍の補佐官と庇護者の信頼関係の始まりとなる。

    p247 コイミ、ウワナリ
     平安朝以来、男女の間柄で、先妻はコイミと呼ばれ、後妻はウワナリと呼ばれた。
     当時はウワナリ打ちという、先妻の後妻への殴り込みが当然の権利として存在した。先妻は果たし状のような訴状を出し、殴り込みの日を申し込む。親族など味方を引き連れ(女だけ)後妻のいる元夫の家にカチコミに行く。後妻も味方を呼び、防衛線を張る。先妻軍は必ず台所から攻め込むルールがあり、怒りを放出させ暴れまくる。両軍暴れまくったところで仲介人が引き分けを告げ、一件落着となる。
     実に興味深い。

    p249 槍に兵法が変わる
     室町に時代が移るころから、戦法が大人数化して、武器も槍などの新しい武器が使われるようになってきた。
     楠正成の作品で、彼が槍を実戦で効果的に使い始めたというものがあった。事実かはわからないが、この頃から槍が流行り始めた。

    p268 文正の政変
     細川勝元が足利義政の側近:伊勢貞親と季瓊を政治追放した事件。また、義政の弟:足利義視が失策を犯して権威が低下した事件。
     事の発端は斯波氏の家督争いに足利義視が調子に乗って口出ししたところから。
     足利義政の側近である伊勢貞親は、妾が斯波義敏の妾と姉妹だった。その繋がりがあって(妾の政治工作)斯波家の家督争いで、斯波義廉を廃し、斯波義敏を家督の地位に仕立てた。
     還俗して政治の世界に入ったばかりの足利義視は、斯波義敏の汚い相続に異議を申し立て、政治の浄化活動を始めた。
     伊勢貞親は当然これを煙たがり、季瓊とともに足利義政に「義視が幕政に文句をつけているから義絶すべし」と進言する。本当に絶交されそうになった義視は細川勝元に泣きついた。
     細川勝元はこれを「伊勢貞親と季瓊への攻撃のチャンス」とみて、山名宗全や諸大名の連署をもって二人を「足利義視への暗殺疑惑」の罪で国外追放するよう、足利義政に迫る。義政は事態の大事ぶりに動揺し、追放を承認し、義視との義絶も解く。

     以上が事の顛末であるが、これはただの斯波氏の家督争いではなく、細川勝元の政治工作の成功になった。

     これに対し、山名宗全は細川の勢いを止めるため、畠山家の家督争いで反細川派閥を作ろうとした。

     この政変を契機に、畠山家の家督争いが激化・拡大していく。また、足利義視は自分の地位の危うさを知り、細川勝元にすり寄るようになる。


     この政変でもう一人、政治工作に走っていた者がいる。日野富子である。
     足利義視はこの一件でうまくいけば将軍家から離別し、相続の約束を反故にできるはずだった。そうすれば、自分の産んだ足利義政の子:義尚に将軍継承権が舞い込むはずだった。悔しかっただろう。


     この本で一番大事なシーンかもしれない。いや、応仁の乱の始まりを告げる最重要事件である。


    p271 大盤振る舞い
     垸飯(おうばん)とは、当時の室町御所での元旦のお祝いを管領が用意する時の「ごちそう」のことをいう。この御馳走をふるまうことが現在の「大盤振る舞い」になった。

    p280 富子の前日工作
     正月の祝いで、畠山義就が山名宗全の家で足利義政・義視を歓待することになった。
     畠山家の家督は畠山政長であり、現職の管領も務めており地位もある。さらに、細川勝元が後援していた。それに対抗して山名宗全は畠山義就を立てようとしていたのである。
     家督でもない畠山義就の宴席にそんなに人が集まるわけもなく、特に政治的なやりとりもないと楽観視していた足利義視は度肝を抜かされる。
     
     畠山義就の宴席は大勢の大名が集まり、盛大だった。当然、敵対する細川家や畠山政長の関係者はいなく、山名宗全は将軍に政治工作を仕掛けるチャンスを作ったのである。
     この宴会の賑わいは、前日の御台:日野富子への元旦への挨拶で諸大名がこの宴会に出席するようくぎを刺されていたからであった。

     この宴会の席で、山名宗全は「これほど盛大な宴会を開き、将軍に忠節を披露した畠山義就には京での宿がない。これは武士の礼節としていかがなものか。そこで提案、畠山政長が住んでいる屋敷を義就に譲らせるのが得策ではないか」とほぼ無理やり将軍義政の承認をとり、畠山政長の地位を貶める工作に成功した。

     この後、畠山政長は足利義政の屋敷明け渡しに反発して、管領を辞任する。
     後任の管領には、山名宗全が後援する斯波義廉がつき、山名宗全が権力を強めた。

     細川勝元もさすがに不当であると畠山義就の追放を求めるために、花の御所を塀で囲み、足利義政に談判に出た。
     この細川の出陣のとき、日野富子は出産のために細川教春の屋敷に出産にきており、家中の慌ただしさを察知していた。富子は細川勝元の権威を落として、足利義視の後ろ盾を弱めたいがために、政治工作に走る…。

     富子が山名宗全に事前に細川の出兵をリークする…。


    ______

     ふふぁーーーーー。超疲れた。

     後半の怒涛の展開難しすぎ。細川勝元と山名宗全の権力争いで、誰がどっちの派閥か絡まっていく…。

     あと、下の名前だけで表記されると「どこの家の人だっけ??」ってなる。

     ここにまとめるために何回も読み直してやっと腑に落ちた。でも、時間かけたおかげですごい読後の満足感です。

     マキャヴェリズム。

  • 室町時代 八代目将軍足利義政の正室日野富子を中心として物語。
    日野富子の女性として母親として幕府の重鎮としての姿を永井路子独特の表現で描いている作品である。

  • (1994.08.27読了)(1994.08.18購入)
    内容紹介 amazon
    世が乱れに乱れた室町後期、将軍足利義政の正室として「権力」を握った日野富子。ともすれば悪評高い彼女の意外な実像と、当時の庶民を生き生きと描いた傑作長篇

    ☆関連図書(既読)
    「日野富子」真鍋和子著、講談社、1994.02.22

  • 室町時代、日野家の姫として当たり前のように将軍足利義政へ嫁いだ日野富子。政治に関心を持たない夫、夫に愛されない自分、やがて自らが強くなり、室町幕府をとりしきっていくようになります。

  • 永井路子の本はほぼ読破しています。最も好きな時代作家。残念ながら手元に残っていない本を「読みたい」カテゴリ登録してるけど、かつて一度は読んだ(笑)。

  • 応仁の乱に関する小説を読もうと思い手に取った。日野富子という不幸な女性の物語。同じ女傑の話としては、同氏の「北条政子」の方が好き。

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著者プロフィール

(ながい・みちこ)1925~。東京生まれ。東京女子大学国語専攻部卒業。小学館勤務を経て文筆業に入る。1964年、『炎環』で第52回直木賞受賞。1982年、『氷輪』で第21回女流文学賞受賞。1984年、第32回菊池寛賞受賞。1988年、『雲と風と』で第22回吉川英治文学賞受賞。1996年、「永井路子歴史小説全集」が完結。作品は、NHK大河ドラマ「草燃える」、「毛利元就」に原作として使用されている。著書に、『北条政子』、『王者の妻』、『朱なる十字架』、『乱紋』、『流星』、『歴史をさわがせた女たち』、『噂の皇子』、『裸足の皇女』、『異議あり日本史』、『山霧』、『王朝序曲』などがある。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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