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みんなの感想・レビュー・書評
純な魂と美貌を持った細川ガラシヤの運命。逆賊明智光秀の娘と罵られ、父と夫への愛と苦悩の極限に心の拠所を禁制のキリスト教に求めた玉。薄幸な生涯を送った女人を描く。
文藝春秋 (1971)
文春文庫 (1978.12/2004.07)
中央公論社 永井路子歴史小説全集 (1995.12)
歴史に仮定は許されない。しかし、それを考えてしまわざるを得ないのも歴史の宿命。「もしも光秀が謀叛を起こさなかったら」という無意味な仮定。明智光秀の娘と生まれたために背負わされた運命に翻弄され、信仰に頼らざるをえなかった戦国女性の悲劇が描かれます。
細川ガラシャ的生涯。我很慶幸在玩光榮的戰国無双之前就讀到這本書…不然一定會一邊讀一邊想到騎馬放炮還發出呀、呀、呀聲音的ガラシャ…
歴史小説ではありますが、心理描写が多くて読みやすかったです。
主人公のガラシャは、この話では現代人にすごく近い感覚を持っている女性。
決して自由とは言えない身分ある立場でいて、それでも己の信仰を貫かんとする姿勢が眩しく美しかった。
しかしそれ故に相容れなくなっていく忠興との愛の擦れ違いが切ない。
時代がもっと違うものだったなら、と思わずにはいられないです。
明智光秀の娘ガラシャが信仰というものを通して自分を貫く話。
ガラシャの内省的な性格、というか自分の精神に興味がいく性質は現代人に近い気もする。
この本の細川夫妻はほんと愛し合っててすてきです…!忠興の一方通行じゃないよ!(笑)けれどやっぱり最後には、ふたりは別世界の人間になってしまうんだなぁ。お互い想い合っているのは確かなのに。くるしい愛情。

著名な戦国女性の一人、お玉を主体とする作品を久しぶりに読み、改めて、信と不信の間で翻弄される女を書かせると著者の筆致は際立つと実感した。
無垢で狭い少女の視界は戦乱の世において徐々に開かれ、やが...





