王の闇 (文春文庫 さ 2-9)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167209094

感想・レビュー・書評

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  • 沢木耕太郎のスポーツノンフィクション短編集の中でくりかえし読んだ本。
    元世界チャンピオン輪島功一のところはページが擦り切れるくらい読みました。  

  • とても読みやすい本です。
    短編集になっています。
    スポーツ人生について・・・・
    スポーツ選手として活躍した、その後を書いてある作品集です。
    あっという間に読めてしまいます。

  • 090228(n 090424)
    100817(n 101017)

  • 凄く気遣いの人に見える。
    他人の無神経さが許せない人に見える。
    そういう神経質さがなければ作家になれないかもしれない。
    でも大場政夫に関した章では自分自身はどうなの?と首を傾げたくなる。
    まぁでもボクシング好きだし、一気に読み終えれた。
    輪島を尊敬する僕としては輪島までケチョンケチョンな書かれ方をされてたら許せないと思ったが、事実そうなりそうに見えながら、結局は著者本人が一本とられるような形での結末。内容も良くて収録された作品の中で一番面白かった。
    クセがあって気になる所はあるけど、結局なんだかんだでこの人の作品は好きなんだなぁ。

  • 『敗れざる者たち』以来の、スポーツ選手に焦点を当てた沢木耕太郎の短編ノンフィクション集です。「ジム」や「ガリヴァー漂流」では、その後の『壇』等に生かされる一人称での語りという実験的手法が試みられていて新鮮。そして特に「ジム」は名作!必見です。

    絶頂期から下りていく(いかなければならない)選手の儚さ、物悲しさを強調して勝負の世界を描いています。「コホーネス<肝っ玉>」に出てくる輪島功一の生き様は、衝撃的ですらありました。

    ジム
    普通の一日
    コホーネス<肝っ玉>
    ガリヴァー漂流
    王であれ、道化であれ

  • ボクサー輪島功一の美学に惚れる。
    彼こそは男の中の男
    (『敗れざる者たち』の続編です。読む際はそちらから)

  • マラソンランナーやボクサーの過去がわかる。今は、こんな色調の小説があまりない。

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

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