- Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167217457
感想・レビュー・書評
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太平洋戦争約四年の道のりを、当事者たちの様々な文書によりつづる全四巻の記録。
第一巻は開戦前夜から初期の快進撃、戦争の転換点となったミッドウェー海戦・ガダルカナル攻防戦までを収録。第一巻ですでに転換点を迎えているのが、この戦争の苦しさを感じさせる。また、快進撃の中にもすでに戦争指導のまずさや弾薬・補給不足が顔を出す場面もあり、行く末を暗示しているかのようだ。
どの文書も戦争・戦場の姿を伝えてくれる興味深い文書だが、どれか一つを選ぶなら、普段あまり語られない真珠湾攻撃前夜のスパイ活躍記録だろうか。病により予備役となった若者の青春の記録。
<収録内容>
・海軍大臣の開戦日記
・真珠湾のスパイ記
・真珠湾攻撃参謀記
・真珠湾攻撃隊長記
・プリンス・オブ・ウェールズ航空攻撃記
・マレー・シンガポール攻略記
・マレー作戦戦車隊隊長記
・フィリピン攻略記
・ジャワ上陸作戦記
・空挺部隊戦記(パレンバン)
・加藤隼戦闘機隊記
・スラバヤ沖海戦記
・インド洋航空作戦記
・珊瑚礁海戦艦爆戦記
・ミッドウェー海戦参謀記
・ミッドウェー海戦友永雷撃隊記
・ガダルカナル陸軍参謀記詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔、太平洋戦争を知った最初の文献です。あれからいろいろ関連本を読みました!
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夏なので,ちょっと往時を振返ってみようと思いまして。でも,一気に4冊通読するのはしんどいので,まず,一巻目でストップしました。