完本・太平洋戦争 4 (文春文庫 編 6-4)

制作 : 文藝春秋 
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167217488

感想・レビュー・書評

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  • 太平洋戦争約四年の道のりを、当事者たちの様々な文書によりつづる全四巻の記録。
    最終第四巻につづられるのは、日本国内外での最後の死闘、愚行、兵士そして無辜の市民たちの死。戦争が語られるときに繰り返し取り上げられる戦い・悲劇から、一般にはあまり触れられないものまで、終戦に向けての最後の一年弱がまとめられている。

    本巻からは敢えて戦地の記録ではなく、陸海軍の幕僚・参謀の日記、回顧録を選びたい。戦争遂行の中枢にいた彼らの言から何を感じ、何を学ぶかは、後世を生きる我々次第であり、それを未来に生かせるかは、我々の手に委ねられている。

    <収録内容>
    ・硫黄島玉砕戦記
    ・老河口攻防戦記(大陸での騎兵部隊の死闘)
    ・沖縄戦参謀の記録
    ・戦艦大和の最期
    ・桜花隊(特攻グライダー)の記録
    ・特攻隊員遺書集
    ・ラングーン最期の日(従軍看護婦の手記)
    ・シッタン敵中突破記(ビルマ戦線の最期)
    ・ニューギニア戦地の芝居舞台
    ・米巡インディアナポリス撃沈記
    ・ヒロシマ原爆に遭遇した医師の手記
    ・関東軍の終末(一兵卒の終戦前後の記録)
    ・東満州虎頭要塞激闘記(ソ連軍満州侵攻の記録)
    ・ラストエンペラー溥儀側近の記録
    ・真岡(サハリン)女性電話交換手の最期
    ・終戦反乱記
    ・陸軍参謀の回顧録
    ・海軍司令の日記

  • 高校生の時、買ってて良かった!と思えました。

    でもいきなりこのシリーズを読んでももったいない。
    やはりある程度の知識がないともったいない本でした。
    だからきっと私は今になって読み始めたのだと……!(言い訳めいている)

    この当時と同じ迷走を今も繰り返してはいないか――日本人であればこその宿命なのか。

    全巻読み終わって、愕然としつつ、それでも私は日本人なのだと笑うのだった。

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