ワールドカップ戦記 飛翔編 1994-2002 (文春文庫 編 2-47)
- 文藝春秋 (2012年6月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167217907
作品紹介・あらすじ
ナンバー誌でたどるサッカー日本代表の軌跡悲願の初出場を果たしたフランス大会、自国開催の重責を担った日韓大会。日本代表の戦いぶりを試合レポートとインタビューで追う
感想・レビュー・書評
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2014年1月11日読了。サッカーW杯94年アメリカ大会から02年日韓大会まで、日本代表の戦い・成長・試行錯誤の日々を試合レポ・関係者インタビューから追う。これは上巻で、下巻は10年南ア大会までを取り上げている。14年ブラジル大会を控え読んでみたが、テレビでの観戦の記憶も新しい出来事たちについて、当時は分からなかった観点で振り返ることができて大変興味深い。サッカーというスポーツは選手の能力・発想力に全てがかかっていると誤解していたが、実はどのスポーツよりも監督の手腕・判断と人間性がゲームの行方に与える影響が大きいスポーツなのかもしれない、と思った。「理想の監督」というのはいないにしても、98年フランス大会の加茂監督更迭・岡田監督昇格のドタバタ、経験豊富な監督とはいいがたいトルシエの就任など、日本サッカー協会の右往左往っぷりには「もう少しなんとかならなかったのか」と思ってしまうな。下巻を読むのも楽しみ。
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完全にぼーっと楽しみたい時の為に買い置きしてた、サッカーの本です。
完全にぼーっとパラパラ読んで楽しみました。
なんだかんだ、自分の世代のわかりやすーいミーハーなサッカーファンなんで。
1993、ドーハの悲劇をテレビで観て。
Jリーグも始めの頃は珍しくてテレビで観て。
ジョホールバルもテレビで興奮して観て。
2002年くらいから海外サッカーも気になってきて・・・。
みたいな。多分、そういう人いっぱいいるんだと思います。
この本はナンバーさんが昔の日本代表のワールドカップ絡みの記事を纏めたもの。
まあ、そこそこ、面白い、というくらいのことです(笑)。
上記の僕くらいのサッカー好きな人なら、頭使わずに読んでおもしろがるには、ちょうどイイです。 -
予選、本戦を含めたサッカーのワールドカップにおける日本代表の試合の観戦記。1994年のW杯から2002年のW杯までをカバーしている。
1994年はアメリカW杯、日本が、いわゆる「ドーハの悲劇」を最後の最後で味わった大会。1998年はフランスW杯、日本が、はじめてW杯に出場することができた大会、しかし、本戦では3連敗という成績に終わった大会。2002年は日韓共催のW杯。予選リーグを突破し、決勝トーナメントに進出したものの、トルコに消化不良のような戦いで敗れてしまった大会。
ここでは述べないけれども、それぞれの大会に非常に印象深い・記憶に残る場面がある。 -
金子の記事がイタすぎる。選手、監督とも好き嫌いでしか描いていない。偏った熱が入った文章ほど醜いものはない。
スペインにちょっと住んでいた程度のメッキがすでに剥がれ始めている。それでもまだフランス大会の時点で通用していたことが歴史を感じさせる。中田と川口と仲良し。ただそれだけなのに。
ドイツ大会で完全にペテン師とわかるが、日本人のサッカー観の成熟が金子を必要としなくなったともいえる。NUMBERから消えて本当に良かったと改めて思った。しかしよく文庫化をオーケーしたな。自分の書いたものが恥ずかしくないのだろうか。 -
当時の記事がほとんどで、当時の生々しい記憶を呼び起こすにはよかったが、もう少しオリジナルの文章もほしかった。総括的記事が読みたかった。
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なつかしい、のひとこと。
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知っている話がほとんどだったので、特に目新しさは無かった。そもそも、フランスから日韓あたりの代表に対して、そこまで思い入れが無いので…。