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みんなの感想・レビュー・書評
複雑な人間関係と残虐な事件が結末へ一気に集束していく。まとめ方がうまい。全編を貫く鬱屈したアメリカ、腐敗したアメリカの姿は心に残る。
集積回路におけるムーアの法則を思わせるのが、フィクションにおける残酷描写の暴走ぶりです。 特に映画はVFXの飛躍的な進歩によって、ショッキングシーンの歯止めが無くなった感があります。 そんなフィクションに親しんでいる我々ですから、今さらいくら暗黒シリーズと言っても、20年以上前の小説に過度の刺激はないだろう、と思ったんですが、なんの。 後半の盛り上がりぶりは、人間性の奈落に向って、読者の襟首... 続きを読む »
『ロス暗黒史』4部作の第2册目。動物に噛み切られたような跡が残る惨殺事件が続く。事件に執念を燃やすLA保安官事務所のアップショー。ハリウッドにはびこる赤狩りのための特捜チームに加わったLA地方検事局のコンシディーン。LAのギャング、ミッキー・コーエンの元で情報収集家をやる元腐敗警官の“バズ”ミークス。赤狩りと惨殺事件の共通点が明らかになるにつれてLA市警殺人課警部補ダドリー・スミスが動き出す。
『ブラック・ダリア』よりも複雑でさらに登場人物が多くて大変だった。1940年代のアメリカの人種差別と腐敗が恐ろしい。
やっと読了 天才だと思う 最初から最後まで続く、相変わらずの短いセンテンス、記号での繋ぎの応酬、相変わらずのキャラクターの多さ、その労苦をはるかに報いるカタルシスが得られる精密にはりめぐらされた伏線と完成度の高いプロット 非常に完成度の高い作品です 暴力や低俗な描写なんかは、この人の場合彩りにしかなっていない 前作のブラックダリアはエルロイらしいミステリー小説という枠を抜け切れなかったよ... 続きを読む »
凄まじいほどの暴力の連鎖にぞくぞくした。ダニーが徐々に自分の内面と対峙していく様が怖かった、でも少し興奮した。ごめんなさい。狂気と暴力と欲望がこれでもか!ってくらい詰め込まれている本作だが、生と死のほんの境目のところをギリギリの神経で走ってる感じがたまらない。読み終わって若干呆然とした。まさに大きな無が押し寄せた。読書の醍醐味。
LA暗黒4部作はどれもそれぞれ独立した話にはなっているが、やっぱり刊行順に読んだほうがいいよ!版元品切れ(絶版?)ってことでなかなか手に入れにくいビッグ・ノーウェアだが、頑張って探す価値あり。
<A HREF="http://tg.cocolog-nifty.com/diary/2005/12/post_a599.html" target="_blank">2005年12月20日</A>






