こちら殺人現場ですが (文春文庫 や 2-7)

著者 :
  • 文藝春秋
3.14
  • (1)
  • (1)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167246075

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 狩矢刑事でずっぱり状態の短編集。

    この短編集により、仕事してない疑惑が払拭されました(笑)
    シリーズものばかり読んでいると、どうしても彼らが主人公なので
    添え物な彼らは聞き役になってしまうので…w

    前2編は動物が出てくるな…というだけですが
    4つ目の話は怖い。
    落ちがすごいというか何と言うか…罠がすごい。
    女性は怖い、と何度再認識させられた事か。
    まぁそれを言うなら、その手前の3つ目もそうですが。

    落ちとして驚いた、というなら最後から2つ目。
    そちらからの訴えだと思っていたら、まさかの落ち。
    そして最後に見つかった彼らの姿に、もしやそれは
    見せかけて? とか考えてしまいました。
    それとも、単なるタイミングなのか…。
    深読みするか、さらっと考えるかで
    また違った面白さがw

  • 「猿を抱いた少女」「獣医殺人事件」「真紅のマニキュア」「愛の罠」「3通の遺言状」「消えた脅迫者」「こちら殺人現場ですが 」の7つの短篇集。

    狩谷警部、江夏冬子検死官、ニュースキャスタ 矢村麻沙子など、おなじみの人が活躍する。

  • 再読。短編集。
    約30年前の話、昔のミステリーを読むと電話の進化ってすごいと思う。
    特にこの作家さんは電話のトリックが多いので尚更に。
    この頃、留守電が出始めたのか。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

山村美紗
京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、一九六七年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。七〇年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。七四年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。八三年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。九二年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。九六年九月没。

「2022年 『在原業平殺人事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山村美紗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×