- Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167251024
感想・レビュー・書評
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ちょっと無理がありすぎる。
設定と真相の意外性を求めた結果、リアリティがあまりに乖離して、内容が味気ないものになった。
私の感性の問題なのかな。
すべての登場人物の心理に、「なんでそうなる?」という思いだけが強く残った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サントリーミステリー大賞受賞作。
「あなたに10億円差し上げます」という新聞広告、応募者の中から3人を抽選で選び、総額10億円を贈与するというもの。
贈与の条件は、八月の一ヶ月ー間生存すること。
これをテレビのコメンテーターでもある心理学者が追う。
設定の面白さに期待しすぎたのか、結末はやや期待はずれ。
多分、どんな結末にしても不満の残る設定のような気がする。
(図書館) -
ミステリーと言うよりも心理学という感じ。十億円という大金、殺人事件、俳句による暗号、慥かにミステリーだが、興味がだんだんしぼんでいく。人間てそんなに弱く、酷いですか?と言いたい。
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とても読みやすかったな、と思う作品でした。
10年くらい前に買って読んでいたのですが、半分くらいあやふやで、再読してみました。
今読むと、最初の10億円チャリティーに絡む期待感に対して、少し物足りなさが残ります。
当初は面白いと感じていたので、時代背景的なところで、気持ちにズレが出たかもしれません。
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集団心理の気持ち悪さがある。