- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167260040
感想・レビュー・書評
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70年代に「赤旗」特派員として平壌にいたことのある人物によるルポ。
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数年で餓死者が数百万人を数える北朝鮮は、アフリカの最貧国以下の危機的な状態なのだとか。各国の援助は北朝鮮の最下層に届くことは無い、上位20%の金親子に忠誠を誓ったものだけに配給される。これだけ苦しめられている国民がなぜ暴動を起さないのか不思議でならない。金親子3代目となる統制がいつまで続くのか、実は周辺国が金親子の統治を支えているという記載もあり、現実は混沌としているのである。
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北朝鮮に1年間いたことがある著者のソウルと平壌論。
当時は日本共産党の記者だったため、さすがに、左よりだが、
北朝鮮の実態を知るためにはとてもよかった。
背筋が凍る想いだ。 -
(2003.03.17読了)(2003.03.08購入)
<赤旗記者による朝鮮半島の様子>
本屋で、「ソウルと平壌」(萩原遼著、文春文庫)というもと赤旗に記者が書いた本を見つけたので、買って読んでみました。
赤旗記者として、北朝鮮にいたことがあるということでそのときの様子が書いてありました。 四六時中監視されていたようです。
大阪にいたときの友達を捜し歩いたために、追放処分になったとのことです。 なんとも恐ろしい話です。
オリンピックのときには、韓国を訪問したそうです。
赤旗記者でも入れるようになり、マルクス理論の本も売っている韓国の変わり様にも感心していました。
面白かったので、「朝鮮戦争」も買いました。
(2003年3月25日・記)