情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記 (文春文庫 ほ 7-1)
- 文藝春秋 (1996年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167274023
感想・レビュー・書評
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時々涙ぐんでしまった。先人が残してくれた「情報力」への警笛。
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日本軍の情報参謀では有名な人。
こういうタイプの情報参謀があまり居なかったのです。
特務機関はたくさんあってそれなりに活躍はしていたのですが、公開情報を分析したり予測したりするインテリジェンスオフィサーのような方です。 -
旧日本軍は最大の組織
戦略 戦術 戦場
経営方針
職場や営業の活動
マーケット
戦場の考察はマーケティングリサーチ
日本軍の暗号の非能率ぶり -
堀栄三は「正確な情報の収集とその分析という過程を軽視する大本営にあって、情報分析によって米軍の侵攻パターンを的確に予測したため、『マッカーサー参謀』とあだ名された」(Wikipedia)。上念司〈じょうねん・つかさ〉が毎年8月15日に繰り返し読む書籍と知って興味を抱いた。
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負けに不思議の負けなしですね
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米軍が見た日本軍五つの敗因
①国力判断の誤り
②制空権の喪失
③組織の不統一
④作戦第一、情報軽視
⑤精神主義の膨張
戦略が誤れば、いかに戦術を駆使しても勝利なし -
「失敗の本質」に近い。
なにより大きく違うのは、著者が現場にいた情報参謀であること。現場からは過大な戦果が報告され、上は負けなさそうな理由を並べ立てる大日本帝国陸軍の中での孤軍奮闘ぶりがおもしろい。 -
太平洋戦争においてフィリピン防衛や大本営の情報参謀を務め、戦後は自衛隊の情報室長として情報戦の第一線で活躍した情報将校本人による回想録。日本軍の敗因分析については多くの本が出ていますが、情報将校本人の回顧録というのは史料としても価値が高いと思うのです。
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