- Amazon.co.jp ・本 (605ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167275723
作品紹介・あらすじ
シベリア西部の油田・石油精製施設がイスラム教徒の襲撃で潰滅的打撃を受けた。ソ連が経済・軍事面での力を維持するにはペルシャ湾沿岸の油田を押えるしかない。それにはNATO軍が邪魔だ。かくして党政治局はNATO軍への奇襲と謀略活動を計画する。-現代戦の実相を描いて前作『レッド・オクトーバーを追え』を凌ぐ超大作。
感想・レビュー・書評
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ソ連とアメリカがガチでぶつかったら的な作品。
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イスラム過激派によるロシアの油田の襲撃がこんなところに影響を及ぼすとは。
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書き下ろしの時からずいぶん時間がたつが時代を感じさせない。ただ本書の導線部分の第三次世界大戦開戦の動機付けがやや曖昧なため、やはり安直な結末で終結させるより他がないのが惜しまれる。
読後感としては、クランシー初期の作品だけに彼のその後作品と比較すると人物の描きこみが弱い。その分比較するとハイテク兵器の描写にウェイト付けされたのが気になった。
正義というものを意識し、主人公に正義を託したその後の作品と比べて戦争そのものを描いた乾いたリアリズムは、逆に凄みがあるとも言える。 -
用語に慣れるまでが大変。
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上下巻。
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実際に発生しなくてよかったと思えるくらいのヨーロッパ・大西洋を舞台にしたリアル戦争小説。戦争を始めるためにそんな謀略を立てるものかと唖然とする。また、ソ連の危機を作ったのがイスラム教徒による破壊工作・テロとしているのも何か予言めいている。
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ジャックライアンは出てこないが面白かった。
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トム・クランシー著書の中で一番好きな小説。しかしこれは読むのに時間がかかり、また苦労した。陸・海・空のハード(兵器や戦闘機など)が全く理解できず、何度も書店でその種類の本を立ち読みして読み進んだ。