- Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167275730
作品紹介・あらすじ
ソヴィエト軍精鋭部隊の西ドイツ侵攻、そしてアイスランドへの奇襲上陸によってG‐I‐UKラインを押えられたNATO軍は思わぬ苦戦を強いられるが、反攻のキー・ポイントは意外なところにあった。幻の戦闘機ステルス、ミサイル、戦車、潜水艦…核兵器を除くあらゆるハイテク兵器の動員される現代戦をリアルに描いた超話題作!
感想・レビュー・書評
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やっと読み終わった。少し古くさくなってしまったが、当時における最先端現代戦を事細かに描写した作品。アメリカとソ連の全面戦争を想定して書かれた本作だが、内容は重厚で、武器や戦術、現場をとても生々しく描いている。専門用語が結構多く、読むのに苦心した。結局読了するのに2ヶ月くらいかかってしまった。とても面白い作品ではあるが、所々読み飛ばしてしまったところがあるので、再読する必要がある。
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風呂敷広げ過ぎちゃった感がある割には、アイスランドだったかな妊婦さんと兵士たちのシーンなんてしっかり書かれていて大したものだよ!
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息つく暇のないの怒涛の展開。
領土を守るためのドイツの執念。
アイスランドの攻防。 -
書き下ろしの時からずいぶん時間がたつが時代を感じさせない。ただ本書の導線部分の第三次世界大戦開戦の動機付けがやや曖昧なため、やはり安直な結末で終結させるより他がないのが惜しまれる。
読後感としては、クランシー初期の作品だけに彼のその後作品と比較すると人物の描きこみが弱い。その分比較するとハイテク兵器の描写にウェイト付けされたのが気になった。
正義というものを意識し、主人公に正義を託したその後の作品と比べて戦争そのものを描いた乾いたリアリズムは、逆に凄みがあるとも言える。 -
テンポ良くてスリリング。
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アイスランドで孤立状態になったアメリカ兵達の頑張りはプロの兵士なのだと感心する。近代的兵器の描写だけでなく生身の兵士も描くことが出来ることをトム・クランシーが証明して見せたといえる。
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ジャックライアンが出ないが面白かった。
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第三次世界大戦勃発という壮大なストーリーを描きながら、一人一人の軍人(特にソ連軍将校)の人間性や矜持を綿密に描写する筆力、この小説で完全にトム・クランシー世界の虜になった。いつか原書に挑戦したい小説。
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「レッド・オクトーバーを追え」で切り開かれた「ハイテク軍事スリラー」と言うジャンルは本作で確立された。本作以後類似の作品が多数出版される事となる。クランシー作品の中ではテンポも良く、お馴染みのシリーズ物ではないが傑作。