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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
家族は心地いいものではないから心地いいのだという教訓。罪も恥も嘘も共有するからこそ繋がっていられる。破綻を知れば,破綻を受け入れられるようになる。それが人間が認め合うということであり,ともに生きていくということなんだろう。宅次と光子は破綻を見せることができなかった。相手を信じることができなかった。それが家族とそうじゃない者との境目なんだろうな。きれいなだけの人間はいない。だから,きたなくてもいいよと言ってくれる場所を求める。それがたとえ季節外れでも,居場所を求めて走り続けてしまうのが私たちの性なのかもしれない。
それぞれの人物が、男は男らしく 女は女らしく そして生々しく人間で。
なのに卑しくない
ちょっとしたことだけれど 紅いマニキュアを、西瓜の色と表現した所がとても美しく感じた。
ほぼパターン化された人間関係や感情の動きばかりなのに楽しめた。
とても濃い文章だった。
中盤までが面白かった。
温かみのある家庭ってなんだろう・・・家族って、家ってなんだろうと考えさせられる作品。心理描写がひかっています。
高校の時に万引きで補導されてしまったエリート家の長男菊男。小さな靴修理店の夫婦のもとに入り浸っていた。元軍人の祖父は30以上も年の離れた愛人が密かにおり、息子とうまく接せられない父も亡き友人の妻息子の家庭が心地よい。
お互いに傷つけあってばかりで、素直になれなくって、ちょっとせつなく悲しい話。
今まで読んだ向田作品の中で3本の指に入りそうなくらい良かった
おもしろかったし、ちょっとうるうるしてしまった
でも、いつもの如く、結婚したくないって思ってしまった
(内容) 高校時代の万引事件のためエリート家庭から落ちこぼれた菊男は、ガード下の靴修理店の老夫婦のもとに入りびたっていた。 そんなある日、ふとしたきっかけから、菊男は謹厳な祖父や、一流ビジネスマンの父のもうひとつの姿を知ってしまう。 人間の本質と家族のあり方を追求して話題を呼んだ名作ドラマの小説化。 (ブックカヴァーより) (感想) 最近、向田さん原作のドラマの小説を読んでい... 続きを読む »
元軍隊長の祖父はもうずいぶん年。
なのにお妾さんがいた…っ!!
でも実はその祖父の息子である父、そしてまたその息子にも
我が家で得られないものを他の家で…
向田作品は擬似家族ものをテーマにしたのが結構あるんですが、これもそのひとつ。うーん、自分が実際こういう状況に置かれたらと思うと、複雑。やっぱり本当の家族が一番いいな。
軍人上がりの祖父、世間体を気にする厳格な父、父親を避ける息子。そんな男3人は、各々家の外の秘密を持っている。祖父の愛人の死をきっかけに、擬似家族のはかなさに気付く。あるべき家庭へと戻っていく3人の姿が、情けなく、人間らしくて美しい。
あっちの夫婦はこれで終わりなの?と、ちょっと寂しかったです。靴屋さんのほうがとても好きでした。おじいちゃんも、人間くさくていい。すごくいい。 ドラマ化、キャスティングはなかなかいいと思います。期待。

高校3年にふとしたことで万引きしてしまい、それ以来父との関係がぎくしゃくしてしまった菊男。このことが原因で決まっていた就職も棒に振ってしまう。靴屋に入り浸り子のない夫婦のやさしさに触れ、実の息子のよう...





